「いつか転職するつもり」「目標は、転職市場で価値を上げること」――20~30代は、転職意欲が高い。その一方で、転職活動が一筋縄にいかないという人も少なくない。転職後に「思っていた仕事と違う」「なんか会社の雰囲気が合わない」……などの理由で、再び転職活動に繰り出す人も。なぜ、私たちの転職は、うまくいかないのか。成功と失敗の分かれ道は何なのか。「失敗例」に学ぶ!

 「私、一生、転職しません! 今の会社で生涯働きます!」という20~30代の読者は、どれくらいいるだろうか。おそらく実際は、「いつかは転職をするつもり」「今の仕事を頑張って転職市場での価値を高めたい」という人のほうが多いだろう。

 転職は、これから続く長いキャリア人生で、「どう働くのか、どんな仕事をするのか」について、誰もが一度は(いや、何度も)考えるときに、意識する大切なキャリアイベントだ。

 転職がうまくいった成功例や成功ノウハウは、日経xwoman (クロスウーマン)doorsでもこれまでたくさん紹介してきた。でも、「○○で転職がうまくいかなかった」というリアルな話は、あまり聞いたことがないのでは? なぜなら、経験者も「この転職、失敗した!」と声高に語らないから。

 そこで、編集部では、転職の失敗例を集め、失敗エピソードから正攻法を探ってみることにした。失敗にはたくさんの学びがある!

 数々の転職の失敗例を見てきたプロや専門家、新しい転職のかたちの提言者、そして、自ら惜しみなく失敗エピソードを語ってくれた「doors世代」の読者の実例からの学びをお届けする。

「転職活動がムダになる人」の共通点 成功と失敗の分岐

 せっかく時間と労力を費やして内定を勝ち取っても、入社してから転職の失敗を悟り、再び転職市場に繰り出す人もいる。転職はキャリアの大きな分かれ道となるだけに、転職後に「こんなはずじゃなかった」と後悔するのは避けたいもの。転職活動に使った時間と労力をムダにしないためには、どのようなポイントを押さえればいいのだろうか? 「転職活動がムダになる人」とはいったい、どんな人か? 転職に失敗しないための秘訣を専門家たちに聞いた。

 この記事を読む(クリック

「転職後、こんなはずじゃなかった」を回避できる逆質問

 転職面接の際に、企業から必ずといっていいほど聞かれる逆質問――「何か質問はありますか?」。入社後に「こんなはずじゃなかった」というギャップで悩まないためには、どのような質問をするといいのだろうか? 逆質問のチャンスを生かす方法を解説します。

 この記事を読む(クリック

村上臣 「転職後」に市場価値が高まる人、高まらない人

 「やりたいことに挑戦したい」「環境を変えたい」「収入アップを目指す」。転職を選ぶ理由は人それぞれだけれども、転職後のキャリアプランまでしっかり描けている? 転職をきっかけに、自分の市場価値を高める方法や、セルフブランディング、リファラル採用のメリット、デメリットについて、「転職2.0 日本人のキャリアの新・ルール」(SBクリエイティブ)の著者で、リンクトイン代表の村上臣さんと考えていく。

 この記事を読む(クリック

順風満帆人生が転職で崩れた 挫折経て天職見つけるまで

 齋藤あいさんは、旧帝大の理系大学院卒業後、大手メーカー、外資コンサルを経て、現在スタートアップ企業・ポジウィルで未経験の広報業務にチャレンジ中。順風満帆に見えるキャリアの影には、人生の目標を見失い迷走した過去が……。頑張れない自分を責めた日々、1回目の転職後、6カ月で再転職に踏み切った実体験から、失敗しない転職の心得や後悔のないキャリアを歩むためのアドバイスを聞いた。

 この記事を読む(クリック

憧れ優先で転職後、月収ダウン&転勤不安 二度目の転職

 「就活で落ちた会社に、とにかくもう一度チャレンジしたかった」――強い憧れと思いを抱き、新卒の会社で経験を積んだ後、就活で落ちた会社に見事転職を決めたNさん。でも……、前職より月収が減り、地方勤務になり、「納得はしていたけれど、ずっと続けられる仕事ではない」と実感。そこで、「30歳までに結婚、出産」と描いていた人生プランをもう一度見直し、転職ノートをつけて、次の転職に挑んだNさんのプロセスからは、失敗を生かしてステップアップするノウハウも学べる。

 この記事を読む(クリック

転職後にまさかの妊娠→退職 リファラル再就職の学び

 中堅の広告代理店でPRとして働いていた30歳のAさん。会社にも仕事内容にも不満はなく、充実した毎日を送っていたが、突然のへッドハンティングを受け転職を決意。新たなポジションでスタートを切るはずだったが、転職と同時に妊娠が発覚。会社からは制度の不備を理由に育休取得を拒まれ、入社1カ月で泣く泣く退職することに……。ライフイベントと転職が重なった場合にやるべきことや気を付けておくべきことに加え、リファラルで再就職を果たしたAさんの実体験をお届けする。

 この記事を読む(クリック

 ◆有料会員にご登録いただくと、特集をすべてお読みいただけます。有料会員登録はこちらから◆
お申し込み

構成/日経xwoman doors編集部