6月前半特集は「女性管理職137人が伝授! 管理職になっても困らない仕事術」。「女性は管理職になりたがらない」とはよく耳にしますが、今回は管理職経験のある女性たちにアンケートを実施。「これを知っておけば、管理職も怖くない!」と背中を押してくれる内容です。

新卒でリクルートに入社した小川綾子さん(39)は、広告営業を経て、営業企画推進部の部長を務め、50人のメンバーを率いています。同社では若手でこれだけの大所帯を率いるのは珍しいことだそう。ですが、そんな小川さんは、プライベートでは、単身で、2人の子どもを育てていた時期もあるといいます。管理職とワンオペ育児の両輪を走らせることができた秘訣を聞きました。

「責任の重い仕事は向いてない」 管理職に興味のなかった20代

 大学を卒業後、2005年に新卒でリクルートに入学した小川綾子さんは、半年間の広告営業を経て、企画職に異動しました。以後15年にわたって就職や採用を支援するサービスの企画に携わり、20年から営業企画推進部の部長を務めています。

 2度の育休・産休を挟みながらも、チームリーダーやマネージャー、部長と順調にキャリアを築いていた小川さんですが、20代のときは「責任の重い仕事は自分には向いてない」と考え、管理職には興味がなかったといいます。

リクルートで営業企画推進部の部長を務める小川綾子さん
リクルートで営業企画推進部の部長を務める小川綾子さん