打算婚や尽くし婚は悲惨な末路が…

 自分の人生のハンドルを夫に奪われてしまう――そんな危険な状態に陥る結婚とは具体的にどんなパターンなのでしょうか。

 複数パターンありますが、共通項としてあるのは、「相手が大切にしてくれるかどうか」を置き去りにして、結婚してしまっていること。目立つのは「打算婚」。相手の収入や職業などの「スペック」に目がくらみ、周囲からどう見られるかで判断して結婚するパターンで、「スペック婚」ともいわれます。そして「もう他にはいないから」という自信の無さから尽くしまくり、家政婦状態となってしまう「尽くし婚」、さらに「結婚」という目的を達成するために必死になってしまい、自分の意見を無視して、なんでも依存した結果、相手をモラハラ夫に仕立て上げる「依存婚」……。

 「こうした結婚をした結果、離婚という事態になったら、大切な数年間をつらい思いで過ごすことになり、もったいない話です。プライベートだけでなく、キャリアに支障が出てしまうことも。相手選びはくれぐれも慎重にしてください」(神崎さん)

神崎さんご自身の調査から得た「こんな結婚は危険」の事例
打算婚…スペックだけに目がくらみ相手が本当に好きではない。相手にも打算がバレてしまい、心が離れることに。自分の心にウソをついていることになるので、お互いに不倫や浮気などに走ってしまうことも

尽くし婚…「他に相手がいないから、この人と結婚したい」という理由で相手に尽くしまくる。結婚後、尽くす生活は続き、生活の面倒なことはすべて引き受けることに。自身のキャリアを断念することになりかねない。

依存婚…「なんでもいい」と自分で決めずに相手にすべてよりかかってしまう。相手をイラつかせ、心が離れてしまう。また精神的に依存しているケース、イライラしたときに激しく攻撃してしまう。これによって相手が心を閉ざし、破綻することに。

では、一体どんな相手と結婚すればいいのでしょうか?