好感度が高く、自信をつけているあの人は、どんな美容法を実践しているのか。30代から始めるべき美容は? 単に見た目をよくするだけじゃない。キャリア戦略になる、自己ブランディングとしての美容について探っていく。

好感度が高く、自信をつけているあの人は、どんな美容法を実践しているのか。30代から始めるべき美容は? 単に見た目をよくするだけじゃない。キャリア戦略になる、自己ブランディングとしての美容について探っていく。

 あなたは今、美容に、時間やお金、情報収集……どれだけのコストをかけているだろうか? doors世代の読者の話を聞くと、「コロナ禍になって、マスク生活がベースになり、一層美容に力を入れるようになった」「服や旅行にお金を使わなくなった代わりに、美容にお金をかけるようになった」という人もちらほらいる。

 実際、何がきっかけで、どんなことに時間とお金を費やしているのか。その効果は? ただ、きれいになるだけじゃない、美容に力を入れることで得られる仕事面でのメリットについても聞いたdoors世代3人のオンライン座談会。

(名前は仮名、写真右から)

さとみさん(33歳)
IT・広報、副業でライター

ひろこさん(33歳)
教育施設経営

ゆりさん(30歳)
PR・司会業

編集部(以下、――) 「キャリアと美容に興味関心が高い」3人に今回はご協力をいただきました。皆さん、どんなお仕事をしているのか、教えていただけますか。

ゆりさん 私は、3年前に独立してPR業や司会業をしています。確定申告も3回目を迎えて、やっと落ち着いてきた感覚です。今、30歳。これからやりたかったことにどんどん挑戦していきたいと思っています。

ひろこさん 私は33歳です。6年前に起業して、教育事業の施設経営をしています。今後の事業拡大に向けて、大学に通いながら勉強もしています。

さとみさん IT企業で広報をしながら、副業でライター活動をしています。広報の仕事については、今後IR(投資家向け情報)などの専門知識を身に付け、今よりワンランク上の業務にかかわり、パフォーマンスを上げられるようになりたいと思っています。

20代は仕事優先 美容どころじゃなかった

―― 皆さん、美容に関心を持ったきっかけは具体的にありますか?

ひろこさん 起業後、私は地元紙などに取り上げてもらえるようになりました。でも取材後、メディアに掲載された自分の写真を見てびっくりしたんです。全体的にげっそりしていて、目はくぼみ、肌は荒れ、実年齢よりも老けて見えた。激務で今より10キロはやせていて、とても当時の実年齢の28歳に見えなくて。「このままじゃまずい……」と焦ったのがきっかけです。

ゆりさん 私はもともと美容への意識が高いほうでした。母に唯一言われ続けてきたのは「紫外線だけは浴びるな」ということ。小学生時代から日焼け止めを必ず塗り、母のすすめで、高校時代に脱毛も完了。そんな母の美容教育をベースに、自分は周囲よりも美容に取り組んでいるという実感を持っていました。でも、一昨年、自分の結婚式を挙げたのをきっかけに最新の美容情報についても知り、積極的な美容に興味が湧いているところです。

さとみさん 20代前半までの私は、とにかく仕事が一番。美容には一切興味がありませんでした。そもそも、そこまでかけられるお金もなかったですし。でも、20代後半のときにふとシミやしわが気になり始めて。普通のコスメを使って地道に対策をしても追いつかない気がしました。それで、ゆっくり時間をかけるのではなく、30代になって経済的にも少し余裕が出てきた今、お金で解決して成果が出る美容はないのかと探すようになったんです。

―― 30代に入り、どうすれば効率よく肌をきれいにできるか模索したということですね。皆さんが今、マスクの下で取り組んでいる美容法について具体的に教えてください。

(注)ハイフ(高密度焦点式超音波)
(注)ハイフ(高密度焦点式超音波)
(※)この記事で紹介している美容法のエピソードは個人の感想によるものです。美容皮膚科医の取材に基づき、専門的な視点での正しい美容法や注意点については、後日記事をお届けします。