専門家たちが言う「withコロナ時代には、選ぶべき結婚パートナー像が変化してきた」という背景を詳しく説明します。さらに、オンラインデートで相手の本質を見極める「効果的な3つの質問」やお薦め婚活アプリ一覧、おなじみアプリの新機能、注目の新サービス、「オンラインデートからリアルデートにステップアップする鉄則」まで幅広く紹介します。

コロナ禍は男女ともに「倫理観」を重視

 「コロナ禍で『結婚すれば幸せになれるのでは』という思考がますます強まってきていることを感じます」と言うのは、Love Tech Media編集長の長岡武司さん。「将来の見通しが立たず、人生やキャリアに対する不安が募り、少しでも人生の確実性を高めるために結婚を望む人が増えているというのがその理由です」。しかし、結婚を焦る人ほどなかなか結婚できないというのも事実だと指摘します。

 婚活コンサルタントの澤口珠子さんは言います。「婚活に必死になっている女性は、相手の年収や勤務先などの条件ばかりに目が行き、『条件ありきの婚活』を進めてしまいがちです。しかし、コロナの影響で、年収や終身雇用も保証されなくなった今、これまでの固定観念は手放したほうが賢明です。安定した生活を手に入れたいという『専業主婦願望』は手放しましょう。条件ではなく、基本的な価値観が合っているかどうかを重視して婚活することをお勧めします」

 確かに、独身コミュニティー「Aill(エイル)」の男性登録者を見ても、90%は共働き志望者。結婚したいなら専業主婦願望は捨てたほうがよさそうです。

 では、婚活アプリや結婚相談所を活用して、大勢と出会うことが可能になった今、何を基準に相手を選べばよいのでしょうか。ここで注目したいのが、今年4月に行われたDineによる調査。異性を選ぶポイントとして男女とも「倫理観」を一番に挙げているのです。

 倫理観とは一般的にいえば、「人として守り行うべき道、善悪・正邪の判断において普遍的な基準となるものの考え方や捉え方」です。マッチアップ編集長の伊藤早紀さんは言います。「例えば、コロナ禍での婚活で、直接会うか、オンライン対面にするか。帰宅時に手を洗うだけでよしとするか、消毒までしなければダメか……。そういった新型コロナウイルス感染に関する考え方や行動規範には、その人の倫理観が如実に表れます」

 澤口さんは言います。「コロナという世界的な問題が起こっている最中だからこそ、その人の本質が見えやすくなっています。そしてそれは結婚後、幸せに共同生活を送っていけるかどうか判断するためにも役立つ非常に大事な材料です。こんなときだからこそ、しっかりと相手の本質を見極めてほしいです」

 次のページからは、まず澤口さんが教えてくれた、相手の本質的な価値観を見極めるための有効な3つの質問を紹介します。アプリ内のチャットやオンラインデートで使ってみてください。そのほかにも具体的なノウハウ、有益な情報が満載です!

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