新型コロナウイルス感染症は、婚活にも大きな影響を与えました。日経doorsは、コロナ禍でも幸せをつかんだ女性たちを取材。今回は、スピードコロナ婚を成功させた女性の事例をお届けします。彼女が成し遂げていた「注目すべきポイント」とは? 結婚相談所ウルオイ・ビジョン代表の水嶋葵さんに診断してもらいました。

運命の出会いはコロナ禍で

 昨年7月から婚活を始めた剣持さくらさん(仮名、31歳)。きっかけは1歳下の妹が結婚したことだった。普段は仕事関係の人たちと飲みに行くことが多く、プライベートが充実していないことに不安を感じてはいなかった。

 結婚自体にも興味がなかったが、妹の結婚を機に「自分も結婚をするような年齢なのか」と意識。周りを見渡してみれば出会いもなく、「これは自分で動かなければ!」と婚活アプリ「Pairs」「Dine」に登録をした。

剣持さくらさんの婚活プロフィール
剣持さくらさんの婚活プロフィール

 「婚活アプリには出会い系のようなイメージがあり、不信感を持っていたんです。でも、会社の先輩がPairsで知り合い、付き合ってから約1年で結婚したので、『Pairsって彼氏もできて、結婚もできるんだ!』という驚きと安心感がありました。Pairs以外にも、婚活市場についての情報がもっと欲しかったので、友人が使っていたDineも使ってみました」

 婚活アプリを始めた頃は「相手の年収なんて気にしない」と思っていた剣持さん。しかし年収に差があると、余暇の楽しみ方やキャリアに対する考え方、学業や仕事に対して「これまでどれだけ努力をしてきたか」に大きな違いが出る、と気づいた。

 「一緒に家庭をつくる上で、その価値観の違いは後々うまくいかなくなる原因になる、と思いました。なので、婚活後半はしっかりと『年収』『年齢』『学歴』『身長』、自分とは違う職種がよかったため『職種(営業職以外)』で条件を絞りました」

 婚活を始めておよそ1年、これまでPairsでマッチングした人数は100人を超え60人程に会うなど婚活に精力的だった剣持さん。「運命の出会い」は、コロナが流行の兆しを見せ始めた頃だった。当時アメリカに駐在していた彼とマッチング、後に結婚にたどり着く。

 彼女の婚活には、どんな勝算があったのか。気になる結婚までのストーリーなど、次のページからご覧になれます。

婚活ストーリーの詳細は次ページから!
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