皆さんが思い描くリーダーってどんな人でしょうか。デキる人? みんなを引っ張っていける人? 多様性が求められる今、必要とされるリーダー像はどんどん変化しています。doors世代が初めてチャレンジするリーダー職=現場で輝くチームリーダーの心得や資質をお伝えします。

doors世代のチームリーダー

もしあなたが今、現場のリーダー、チームリーダーになったら? そもそも、今求められているリーダーとはどんな人? 大手企業で多くの現場のリーダーを育成してきたコンサルタント、折戸裕子さんがリーダー像への「思い込み」を外すとともに、自分らしいリーダー像の描き方とリーダーの心得を教えます。

 そもそもリーダーってどんな人でしょうか? 「リーダーシップ」とは「他者を巻き込む力」「他者に対する影響力」を意味しています。では、どんな形で「影響力」を発揮するのが求められるリーダーなのでしょうか。リーダーと言えば、周囲の人たちをグイグイ引っ張っていく、体育会系タイプやカリスマタイプを思い浮かべがちです。

 「確かにそういったタイプのリーダーは、メディアに登場するなど目立つことが多かったですね。でもそれはひと昔前の話。今、求められているリーダーは全然違うタイプです」

 こう話す折戸裕子さんは、大手通信企業の企画部門や研修部門を歴任。特に研修部門では、数多くの現場のリーダーを育ててきました。

仕事ができて経験豊富な人は、実はリーダーに向いていない

 リーダーと言われるとつい「そのチームで一番有能な人、経験豊富な人」がふさわしいのではと考えてしまいます。でも「そういう思い込みは外したほうがいいですね」と折戸さん。違うんでしょうか?

 「はい、ひと昔前はともかく、最近はそうではない人のほうがリーダーにふさわしいと考えられるようになってきています」

 次のページからは、「有能なリーダー」の落とし穴、時代とともに変わるリーダー像、そして新しいリーダーの心得を聞いていきます。

折戸裕子さん カレントリンクス代表。リーダーシップ戦略・組織行動研究コンサルタント。NTTドコモの研修・人材育成体制の構築に携わり、ショップスタッフの研修や社員のリーダー育成の仕組みを築く。2013年から現職。