主要企業の5割が副業を解禁し、政府も推進。日経doors読者アンケートでは、98%が副業に「興味あり」、66%が「副業している知人がいる」と回答。実例取材を基に副業との付き合い方を探ります。ベストな副業スタイルの探し方がここに。

本業で得たスキルを生かした副業をするのと違い、異分野の副業に挑戦する3人を紹介します。今回紹介する3人の共通点は、副業を始めるために多くの時間とお金を投資していること。現時点での副業収入はそれほど多くはありませんが、この先、増やせる見込みはあります。「本業も好きだから今は副業の活動量を抑えている」という、今後の可能性を秘めた3人のケースです。

 転職サービスのワークポートが行った「副業」に関するアンケートによると、副業に興味がある人のうち、77.9%の人が「副業するなら本業とは別の職種を希望する」と回答しています。理由としては「1つのスキルに頼るより別の方向性を見いだす足掛かりにしたい」「気分転換も兼ねたいため」などが挙げられています。

 本業とは異なる分野に挑戦する副業は、本業で得たスキルを生かした副業と異なり、最初は副業に必要なスキルや経験が乏しく、副業を成り立たせるためのコツが必要です。今回は、本業とは全く違う仕事を副業に選んだ3人を取材。異分野への挑戦をうまくワークさせるポイントを聞きました。