転職や新たな人脈作り、副業などでSNSの活用は不可欠。可能性を大きく広げてくれるツールとなっています。より効果的で新しいSNSの使い方をご紹介します。

転職活動をするには転職エージェントに登録したり、知り合いに紹介されたりなど、さまざまな選択肢がありますが、最近注目されているのが「Twitter転職」という方法。Twitter上での転職は企業と求職者がダイレクトにつながれるため、スピーディーに選考を進めることができます。一方、ツイート内容が履歴書代わりにもなるため「過剰評価されやすい」という課題も。Twitterを活用して2度転職した経験のある佐藤晶さん(27歳)に、Twitter転職を成功させるポイントを聞きました。

WHILLで採用マネージャーをしている佐藤晶さん

Twitterは情報収集のためだけに使っていた

 佐藤晶さん(27歳)は新卒で不動産会社に営業担当として就職しましたが、入社当初から年功序列をはじめとする企業の古い体質が合わなかったといいます。そのような環境で、「企業は組織や人が重要だ」ということを実感し、2020年ごろから人材企業への第二新卒として転職を考えるように。そこでまず利用したのは、転職エージェントでした。

 「2社に登録して人材業界を中心にエントリーしましたが、新型コロナウイルス禍ということもあり、大手企業は中途採用を見送るところがほとんどでした。いくつか選考は進みましたが、自分と同世代の人たちがバリバリと働いているイメージのある人材系スタートアップも視野に入れて選考を受けていました」

 そのときに活用したのがTwitterです。当初、佐藤さんは自分から情報を発信することはほとんどなく、「人材業界のトレンドやキーパーソンなどを情報収集するためだけに使っていた」といいます。どのようにして、Twitterを活用した転職を2度も成功させたのでしょうか。