今年の夏は、オンラインの学び直しに挑戦。英語、仕事スキル、マインドフルネス……注目のオンライン学びテクを一挙紹介。役立つツール、浪費を防ぐ時間管理術など、実例づくしでノウハウをお届け。

実際にオンラインの学びを実践している日経doorsのアンバサダーの3人に登場いただき、オンライン学びのノウハウを詳しく聞いた座談会。今回は後編!

 前回の記事「達人が受けてよかったオンライン講座 見つけ方・活用法」では、オンライン学びを実践している達人のアンバサダー3人に、どんな講座がおすすめか、どんなふうに活用しているのかなどを具体的に聞き、「自分に合うオンライン学びに出合うコツについて教えてもらった。後編では、うっかり挫折しがちな「オンライン学び」をきちんと続ける秘訣や、成果につなげるための工夫、時間やタスク管理に便利なアプリなどのツールについて聞いた。

<座談会に参加していただいたアンバサダーの3人>
<座談会に参加していただいたアンバサダーの3人>

尾関まりなさん
「学び時間確保のため、時間とタスクはすべてデジタルで管理しています」
<実践中のオンライン学び>
英会話(月に1万2000円)
マインドフルネス(カリキュラム受講一括払い3万6000円)
海外の大学のオンライン授業やウェビナー(無料)

佐藤奈緒子さん
「MBAの復習のためにオンラインだからできるワザを使っています」
<実践中のオンライン学び>
英会話(月に6000円)
MBA(大学院に2年通い、月換算すると月に約10万円)
ビジネススキルアップ講座(無料)

赤星昭江さん
「仕事と両立するため、無理して詰め込まず、実現可能な目標を立てます」
<実践中のオンライン学び>
WEBデザインやデジタルマーケティング講座(1本2000円の動画を月に2~3本視聴)
プログラミング(無料)
中小企業診断士のオンライン学習(月に4600円)

―― 皆さん、仕事も忙しい中でどうやって「学び」の時間を確保していますか?

尾関まりなさん(以下敬称略) 私はオンライン英会話を、「朝イチ、30分」と決めているんです。朝のルーティンに組み込むことで、自然に継続できますし、実際、夜の時間帯は受講者が多く、人気の先生がすぐに埋まってしまうということもあります。

佐藤奈緒子さん(以下敬称略) 私もオンライン英会話をしていますが、移動時間もなく、レッスンも早朝から深夜まで選べるので、すきま時間でやりたい私には合っているように思います。私は過去、いろいろな英会話教室に何社も通ったことがあるのですが、いろいろ試した結果、オンラインでも十分でした。無理せず長く続けたいので、対面よりコストが安いのが何より魅力的です。

 それに、講師のプロフィルはしっかり確認して指名することで勉強の効率も各段にアップしますよね。自分に合った先生を見つけると、モチベーションが維持できます。

在宅勤務だからできるすきま時間学び

尾関 そうですね。私は、オンライン英会話サービスの「Bizmates」を使っていますが、せっかく学ぶなら相性がいい先生に習いたいですし、朝なら頭がさえているので英会話を学ぶのに最適だと思って! 朝の時間がどうしても無理なときは、昼休みに30分などで行うこともあります。夜はまとまった時間の学びに集中したいので、やっぱり朝起きてすぐが続けやすいですね。

 マインドフルネスもオンラインで学んでいますが、空き時間やお昼休憩に少し教科書を読んだり、実践してみたり。在宅勤務だからこそできるすきま時間の学びだなと感じています。edX の授業は1時間くらいあるので、まとまった時間が取れる夜にしています。