昇進、転職など仕事の分かれ道に、結婚や出産などのライフイベント…。選択肢が広がれば悩みも多様化、「キャリア迷子」になりがちです。だからこそ、力付けてくれる「メンター」が欲しい! 見つけ方、関係のつくり方のノウハウを、実例を基にお伝えします。
メンターやコーチ、カウンセリング…。最近、目にすることが増えた言葉ですよね。日経doorsで9月に展開した特集「メンターのつくり方」では、その効用や、いざ相談をする際のノウハウなどをたっぷりお伝えしました。ただ、「それでも有料のサービスを頼るのはやっぱり敷居が高い」と感じている人も多いと思います。そこで、特集でも登場したサービス「そうだんドットミー」を、読者の一人が体験。その様子を、2回に分けてリポートします!

メンター相談を読者が体験(1) キャリア迷子の心理は? ←今回はここ
メンター相談を読者が体験(2) 職場の「違和感」の正体

今の職場にモヤモヤ かといって転職にも踏み切れない

 都内の大手メーカーでマーケティング職として働く坂東絵里奈さん(仮名、27歳)。新卒で入社してから、企画、営業、新規事業の立ち上げなど、さまざまな仕事を経験して現在に至ります。入社4年目にして、4つの部署を経験。「コレといったスキルを身に付けられているわけでもなく、やりたいことも分からない」(坂東さん)。転職した同僚の姿を見ると焦りますが、他に行きたい企業も見つからず、キャリアへの「モヤモヤ」が募っているといいます。

 「そうだんドットミー」のアドバイザーは、これをどのように解きほぐしていくのでしょうか?