限られた時間でリターンを最大化するために問われるのがタイパ(タイムパフォーマンス)力です。タイパ力を鍛えれば、やるべきことは効率的に短時間で終わらすことができ、自分の好きなことに時間を割くことができます。そこで、タイパ力の達人のノウハウや専門家の知見をご紹介します。

報道番組のキャスターや、バラエティー番組の司会をはじめ、あらゆるジャンルの仕事に引っ張りだこの人気タレント・ホラン千秋さん。多忙を極める中、どのように効率よく時間を使っているのでしょうか。ホランさん流のコツを聞きました。

ホラン千秋さん
ホラン千秋さん
タレント、キャスター、俳優。1988年東京生まれ。「Nスタ」(TBS)「SONGS OF TOKYO」(NHK)をはじめ、バラエティー・報道番組などで数々のレギュラー番組に出演するほか、新聞でも連載をもつ。今秋の新番組「ニンチド調査ショー」(テレビ朝日系列 木曜19時~)「出川一茂ホラン☆フシギの会」(テレビ朝日系列 木曜深夜1時26分~)でMCを務める

多様な情報、どうインプットしてる?

 報道番組のキャスターだけでなく、音楽、バラエティーと幅広いジャンルで活躍するホランさん。多様な出演者の情報をインプットするために、かなりの時間を割いているのでは?と尋ねると、意外にも「普段の生活に組み込んでいることが多い」といいます。

 「私はテレビを見るのも、音楽を聴くのも、映画を見るのも大好き。エンターテインメント全般が好きで、自分の生活に無くてはならないものです。ですから、何か情報をインプットするのも、自分の興味・関心、好きなことの延長線上にあると思っています。

 もちろん、これまで触れてこなかったジャンルの方との共演もありますよ。そのときは新たに見たり聴いたりするけれど、感覚としては、『好きなエンターテインメントの中に、今まで触れてなかったジャンルを組み込んでいる』だけ。『あえて知識を頭に入れている』という感覚はないかもしれません」