- (1)「20~30代女性は眠くて当然!」の医学的理由 ←今回はココ
- (2)大事な仕事は起床4時間後の「黄金の時間帯」に
- (3)生理と眠気 絶好調の「卵胞期」は約1週間しかない
- (4)「朝なかなか起きられない人」の心理学的4つの対策
- (5)ポピンズ社長・轟麻衣子「毎日8時間睡眠を確保する」
働いている以上、日中はいいパフォーマンスを出して、「今日もよく働いた!」と一日を気持ちよく終えたいもの。仕事の生産性を最大限に引き出すために欠かせないのが、「良質な眠り」です。「若いうちは寝なくても大丈夫」なんていうのは大間違い。20~30代女性は生物学上、眠くて当たり前。十分な睡眠を取って、一日を有意義に過ごすワザを教えます。「睡眠マネジメントはビジネススキル」と言う、睡眠の専門家に詳しい話を聞きました。
働く女性の9割以上が睡眠について悩んでいる
今回、日経doors女性読者を対象に「睡眠」に関するアンケート(*)を行ったところ、回答者の90.3%が「睡眠に関する悩みがある」と答えました。多くの方が睡眠に関して悩みを持っていることが分かります。中でも43.6%が「日中、眠くて仕方がないときがある」と回答。自分の過去を振り返ってもらったところ「特に10代後半~20代に眠気が強かった」と感じている人が多いという調査結果が出ました。睡眠に関する著書の多い睡眠のエキスパート、作業療法士・菅原洋平さんは、若い女性が強い眠気を感じるのには2つの理由があると言います。
* 調査は2019年9月10日から約3週間、日経doorsの女性読者を対象に、インターネットを通じて実施。62人が回答しました。