仕事の生産性を最大限に引き出すために欠かせないのが「良質な眠り」です。「若いうちは寝なくても大丈夫」なんていうのは大間違い。20~30代女性は生物学上、眠くて当たり前。十分な睡眠を取って、一日を有意義に過ごすワザを教えます。

働いている以上、日中はいいパフォーマンスを出して、「今日もよく働いた!」と一日を気持ちよく終えたいもの。仕事の生産性を最大限に引き出すために欠かせないのが、「良質な眠り」です。「若いうちは寝なくても大丈夫」なんていうのは大間違い。20~30代女性は生物学上、眠くて当たり前。十分な睡眠を取って、一日を有意義に過ごすワザを教えます。「睡眠マネジメントはビジネススキル」と言う、睡眠の専門家に詳しい話を聞きました。

働く女性の9割以上が睡眠について悩んでいる

 今回、日経doors女性読者を対象に「睡眠」に関するアンケート(*)を行ったところ、回答者の90.3%が「睡眠に関する悩みがある」と答えました。多くの方が睡眠に関して悩みを持っていることが分かります。中でも43.6%が「日中、眠くて仕方がないときがある」と回答。自分の過去を振り返ってもらったところ「特に10代後半~20代に眠気が強かった」と感じている人が多いという調査結果が出ました。睡眠に関する著書の多い睡眠のエキスパート、作業療法士・菅原洋平さんは、若い女性が強い眠気を感じるのには2つの理由があると言います。

20~30代女性が眠い2大理由と、眠気を抑制する対策については次ページで解説する
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睡眠時間が不足する、もしくは睡眠の質が悪いために生じる仕事への悪影響は、3ページ目で解説する
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自分の睡眠が不足しているかを知る4つの質問は、3~4ページ目で解説する
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* 調査は2019年9月10日から約3週間、日経doorsの女性読者を対象に、インターネットを通じて実施。62人が回答しました。