- (1)「20~30代女性は眠くて当然!」の医学的理由
- (2)大事な仕事は起床4時間後の「黄金の時間帯」に
- (3)生理と眠気 絶好調の「卵胞期」は約1週間しかない
- (4)「朝なかなか起きられない人」の心理学的4つの対策 ←今回はココ
- (5)ポピンズ社長・轟麻衣子「毎日8時間睡眠を確保する」
日経doors読者アンケートによると約95%が「睡眠に悩みがある」と答え、その悩みの第1位が「朝、なかなか起きられない」(45.9%)でした。朝、なかなか起きられない人でも起きるコツを心理学者の晴香葉子さんに聞きました。
頑張り屋さんだからこそ、朝起きられない心理
今回の日経doors読者アンケートによると、回答者の過半数が「朝、なかなか起きられない」という悩みを持っていることが分かりました。起きなくてはいけないことは分かっているのに、まぶたが重く「あと5分…」と時計とにらめっこ。そんなとき、心の中では何が起きているのでしょうか。心理学者の晴香葉子さんに解説していただきました。
「起床後にすべきことが山積みになっていると気が塞ぎ、そもそも起きる気が失われます。あれもこれもみんなやらなければいけない、という状況に置かれると、起きなくてはいけないことが分かっているのに起きられないことも」
「個人差もあり一概には言えませんが、起床時のこうした心理的負担が、心の重さ、焦り、自尊感情の低下、行動抑制など、望ましくない心の状態を引き起こしてしまうことがあります。真面目で責任感があり、仕事や私生活に一生懸命な女性ほど気をつけたい心の状態です」
晴香さんに「分かっているけど起きられない」という頑張り屋さんの女性が朝起きられるようになる、心理学的に理にかなった簡単な4つの対策と、大事な考え方を教えてもらいました。