遅くまで働かないと仕事が終わらない、成果が出ないと怒鳴られる、部署の宴会ではお酌を強要される……。うちの会社ってヤバくない? 職場での戦い方に逃げ方、最強の対処法を紹介します。

昭和な上司のボディータッチ、どんなに頑張ってもこなせない仕事量…もしかしてウチの職場ってブラックかも? 実はセクハラやパワハラ被害にあっていることにさえ気づかずに、働いている人も多いのが実情。以下に、取材や読者アンケートで浮かびあがった実際のセクハラになり得る発言の一例を紹介します。

 「あの発言、セクハラになるかもしれないんだ」と思い当たった人も少なくないはず。ウチの職場、ブラックかも? とモヤモヤしている人のために見極めリストをご用意しました。あなたの会社のブラック度を判定します。なお、このリストは読者アンケートや取材によって、浮かび上がった実際の例を基に作成しています。何がOKで何がNGなのか、気を付けるべき点はなんなのか、ぜひチェックしてみてください。

<あなたの職場、ブラックかも? 見極めリスト>

【セクハラ】
□(1)男性の同僚に、「スタイルいいね」と言われた
□(2)「危ないから家まで送るよ」と言われ、断っているのに付いてきた
□(3)「男性上司と不倫している」などありもしない噂を立てられた

【パワハラ】
□(4)社内スマホのメールを無断で見られた
□(5)大勢の前で「おまえは価値がない人間だ」などと叱責された
□(6)有給休暇を取ろうとしたときに上司から「成績が悪いのに休暇なんて取るな」と言われた
□(7)「期待しているから」と過大な量の仕事を割り振られた

【マタハラ】
□(8)「入社後すぐに妊娠しないでください」と言われた
□(9)「産休って楽でいいよね」「働いてないのにお金がもらえるんでしょ?」と言われた
□(10)育休後復帰したら明らかに簡易な仕事への転換を求められた

 ブラック度の判定は次のページにて。また、次ページ以降ではセクハラ、パワハラ、マタハラについて覚えておくべきこと、実際に被害にあってしまったときの相談先の黄金ルートもご紹介します。

* 調査は2019年7月19日から9月30日まで、日経doorsの女性読者を対象に、インターネットを通じて実施。45人が回答しました。