デジタル全盛の時代でも、1年を振り返ったり、アイデアを膨らませたり、考えを整理したりと書く作業に重きを置いている人は少なくない。そこで効果的なノートの使い方を最前線で活躍している人たちに聞きました。

いろいろあった2020年も、あと数カ月で終わりを迎えます。今年1年、思い通りに過ごせた人も、やり残したことがある人も、来年はやりたいことをかなえる年にしたいですね。コミュニティメディア「NEXTWEEKEND」主宰、ライフスタイルプロデューサーとして活躍する村上萌さんは、手帳をパートナーにすることで、理想の暮らしと働き方をかなえてきたそうです。夢を夢で終わらせない、村上さんの手帳活用術を教えてもらいました。

「いつでもいい」をなくせば、理想に近づける

 「やりたいことをかなえるには、『いつかやろう』『いつでもいいや』をなくすことです。日々の小さな願望を実現させていくことで、理想の生活や働き方に近づけると思います」

 こう語るのは、コミュニティメディア「NEXTWEEKEND」を運営するガルテン代表の村上萌さん。メディアやECストアの運営、商品企画など幅広い事業を展開する傍ら、プライベートではJリーガーである夫(現・セレッソ大阪FW 都倉賢さん)のサポートと育児で多忙な毎日を送っています。

 コロナ禍以前は、家族と暮らす大阪とオフィスのある東京を頻繁に行き来していましたが、現在はテレワークが中心に。働き方は変化したものの、村上さんは「仕事でもプライベートでも、『やりたいこと』を軸にスケジュールを組めば、自分の夢や理想をかなえることができるはず」といいます。

 「せっかく、やりたいと思うことや興味を引かれることに出合ったのに、何もしないのはもったいない。時間ができたらやろうと思っていても、自然に時間ができることはありません。行動を先延ばしにしないためには、自らやる時間をつくること。日々のタスクとは別に、やりたいことは予定として入れてしまうのが大事です」

 やらなかったことで後悔したくないという村上さんは、確実に行動するために手帳を活用しています。次ページで、願望をかなえるための村上流手帳術を公開します。

気になる手帳の中身は次ページで公開!
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