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アイデアを生む&思考整理につながる ノート&手帳術
アイデアを生む&思考整理につながる ノート&手帳術

失敗しない選択肢を見極める 脳内洗い出し思考整理メモ

日ごろのモヤモヤ整理はもちろん、転職判断やワークライフバランスの見直しにも

デジタル全盛の時代でも、1年を振り返ったり、アイデアを膨らませたり、考えを整理したりと書く作業に重きを置いている人は少なくない。そこで効果的なノートの使い方を最前線で活躍している人たちに聞きました。

アイデアを生む&思考整理につながる ノート&手帳術

さまざまな大きな変化が起こった2020年。残り2カ月余りとなりましたが、今年の経験や課題を前向きな学びに変え、よりよい来年に生かしたいですよね。そんなときに活用したいのが、本質の部分を手書きでシンプルに掘り下げていく「思考整理メモ」。キャリアアップやライフスタイルの変化などについて整理し、大きな決断をするときの指針にもなります。頭の中のモヤモヤを洗い出し、失敗しない選択肢を見極めるコツを「思考の整理家(R)」で経営コンサルタントの鈴木進介さんに聞きました。

 思考を整理するための大事なポイントは、「いかに頭の中にあるものを書き出して見える化するかということ」と話す経営コンサルタントの鈴木進介さん。鈴木さんは、思考整理の基本として、「出す(D)」「分ける(W)」「捨てる(S)」という3つのキーワードからローマ字の頭文字を取った「DWS」を提案します。

 「まず、頭の中を洗いざらい書き出した後に、その内容1つひとつを仕分けしましょう。各項目を分解していくことで、最後に何が自分にとって重要なのかを見極めます。そこで見えてきた重要な要素以外は思い切って捨てること。それにより、本当に必要な価値や行動だけにフォーカスすることができます」

 3つのステップの中で最も重要な作業が「書き出す=見える化」すること。

 「迷ったときや煮詰まったときは、重要な決断を一時の感情に振り回されないよう、すぐに紙に書き出すことを習慣化しましょう。第1段階の『書き出す』作業をするだけでも、思考はかなり整理されています。第2段階の『分ける』では、一番大事にしている自分への問いをどのように設定していくかということも大きなポイントです。まず試してもらいたい分け方は、コントロールできる悩みなのか、それとも、できない悩みかどうか。代表的な問いを自分の頭に入れておけば、無理な挑戦や、挑めない自分に落ち込むという空回りを防ぐことができます。日常で集中的に使いこなせれば、今抱えている多くの悩みや問題を消すことができますよ」

 日々の変化に適応すること以上に、変化に振り回されないことが重要と鈴木さん。

 「思考の整理は、『整理』が着地点ではなく、自分は何者でいったいどこに向かっていくかに『気づく』ための特効薬。書くことそのものが、軸の確認や自分の価値、生き方の指針を知るきっかけになります。シンプルに捉えたときに本質は何なのか。頭の中に『ステイシンプル』という言葉を置いて軸固めの習慣をつくることが、短時間で思考を整理する鍵を握ります」

 次のページから、3色ペンを使った具体的な仕分け法のほか、「転職する?しない?」を例に失敗しない選択肢を見極めるための仕分け事例を紹介していきます。

<仕分け軸のパターン>・自分で変えられること/自分で変えられないこと/・( )こと/( )こと/・( )こと/( )こと/・( )こと/( )こと/・自分がやる/他人に任せる/・( )でいい/( )が必要/・( )が大きいもの/( )が小さいもの/※『問題解決のためのセパレート思考』を基に日経doors編集部で再構成
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