デジタル全盛の時代でも、1年を振り返ったり、アイデアを膨らませたり、考えを整理したりと書く作業に重きを置いている人は少なくない。そこで効果的なノートの使い方を最前線で活躍している人たちに聞きました。

士業・管理部門で働く人に特化した転職サービスを提供するヒュープロ代表の山本玲奈さんは、日常的な思考の整理や社長としてのアウトプットの場としてノートを活用している。書くことを繰り返してたどり着いたサイズや紙へのこだわりや、アイデアを成果に変えるノートの使い方について詳しく聞いた。

会議の前には何を伝えるか必ずノートに整理

 士業・管理部門で働く人に特化した人材マッチングサイト「最速転職HUPRO(ヒュープロ)」を運営する山本玲奈さん。山本さんが会社経営をする上で、なくてはならない存在とも言えるのが、シンプルなA4サイズのノートとA3サイズのスケッチブック。この2冊のノートをフル活用し、事業展開を進めてきたそう。

 「会社経営を始める前は、パソコンに打ち込んで資料を作っていました。しかし直線上に並ぶ文字だけでは課題や自分の気持ちを分解しきれないと感じて、紙に書き出すようにしました」

 そう語る山本さんはこの2冊のノートを活用することで、社内のコミュニケーションも活発化し、新事業のアイデアも柔軟な発想で考えられるようになったという。

ヒュープロ代表の山本玲奈さんを支える2冊のノート。その詳細は次のページから
ヒュープロ代表の山本玲奈さんを支える2冊のノート。その詳細は次のページから

 では具体的に、どのような使い方をしているのかは次のページから!