デジタル全盛の時代でも、1年を振り返ったり、アイデアを膨らませたり、考えを整理したりと書く作業に重きを置いている人は少なくない。そこで効果的なノートの使い方を最前線で活躍している人たちに聞きました。

忙しい毎日の業務をスムーズに進めるために大切なのが、タスクの管理。部下のマネジメントや大きなプロジェクトの進行管理に携わる人は、どのように手帳やノートを活用しているのだろうか。不動産会社のAMBITIONで営業とマネジメントを担当する河﨑有紗さんと、キッチンウェアの人気ブランドを販売するル・クルーゼ ジャポンの商品企画・小林啓子さんに、成果を生むノート術を聞いた。

ノートで営業のスピードと正確さを磨いて成果

 AMBITIONはプロパティマネジメント(賃貸管理)を中心に、不動産事業を手掛ける会社。入社7年目で営業部門の係長職に就く河﨑有紗さんはこれまで、営業として信頼を得るためのスキルアップと、部下のマネジメントにノートを活用してきた。

 他社にないAMBITIONの強みは、「契約までのスピード」だと河﨑さん。AMBITIONの営業は、自社が管理している物件を仲介する業者との窓口となる存在だ。申し込みから審査、契約書作成と契約成立までを最短1日で行うAMBITIONの「即契」が、仲介業者から評価を得ている。営業にとっては、スピーディーかつ正確に成約までの手続きを行うことが必要だ。「速さばかりを求めると、書類の作成や業務にミスが生まれ、結局時間がかかってしまいます。早く正確に仕事を進めることが、営業で成果を上げるためにノートが必要です」と河﨑さん。難易度の高い営業の仕事でトップをとろうと、河﨑さんは入社1年目からノートを活用している。

 一方、キッチンウエアの人気ブランドの日本支社、ル・クルーゼ ジャポンの商品企画・小林啓子さんは、さまざまな国にいる社員と連携し、10を超える商品開発プロジェクトを回し続け、次々と新たな商品を世に送り出している。「他の国の人と連携しながらプロジェクトを回すにはノートが不可欠」と小林さんは言う。

 実際にどのようにノートを活用し、スキルアップにマネジメント、商品企画を行っているのか、次のページから見てみよう。

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