30代以降もキャリアで自分らしい道を開いている人の多くはなんらかの「学び直し」を経験しているといっても過言ではありません。今後のキャリアに役立つ学び直しのノウハウ、そして頭打ちキャリアを学びによって打開したdoors世代の実例をご紹介します。

 30代をすぎるとこれからのキャリアについて新しい展望が開けてきます。ただし、そんなとき、かすかな不安を覚える人も少なくないのでは? 責任ある立場を任されるかもしれないのに、マネジメントに関する知識がない、海外とのやり取りが増えそうなのに語学力が足りない・・・・・・。

 一方、30代以降も自分らしいキャリアを築けている人の多くは、なんらかの「学び直し」を経験しているといっても過言ではありません。

 自分の強みに磨きをかけたり、キャリアを軌道修正したりするために不可欠となる「学び」。前半特集「頭打ちキャリアを救う 本気の学び直し」では今後のキャリアに役立つ学び直しのノウハウ、そして頭打ちキャリアを学びによって打開した実例をご紹介します。


■アドビ役員秋田夏実 TOEIC600点からMBA留学

 大学卒業後、金融業界を中心に20年ほどキャリアを積んだ後、ITソフト大手のアドビへ異業種転職を果たした秋田夏実さん。「英語、MBA、ウェブデザイン。これらの『学び』の経験がそろったからこそ、40代半ばにして新しいキャリアが開けました。今の職場や仕事はとても充実しています」と話します。同社役員(バイスプレジデント)として活躍する現在に至るまで、どのような学びを実践してきたのか聞きました。


■離婚後35歳で韓国留学、リストラ経て書籍25万部突破

 韓国語学習の書籍を出版し、累計25万部を突破しているhimeさん。彼女は29歳で離婚を経験し、33歳で韓国語の勉強を開始。35歳で韓国に留学し、約2年後に帰国して旅行会社に就職するも、39歳のときにリストラで失業。その後ブログを立ち上げ、現在は書籍の出版や韓国製バッグの輸入販売など、多方面で活躍しています。学び直しで人生を大きく変化させたhimeさんに、留学経験を仕事に生かすポイントや、人生のピンチをチャンスに変える秘訣、仕事を生み出す人間関係の築き方などを聞きました。


■30代本音座談会 学び直しをキャリアに直結させる方法

 キャリアに意欲的な女性たちは、どんな「学び直し」を行っているのでしょうか? 日経xwoman doors読者の3人に、「なぜ学び直しをしたのか?」「学校や講座の選び方と費用は?」「時間管理やモチベーションを保つ工夫は?」「学びをキャリアに生かすには?」といった疑問に答えてもらいました。


■小宮山利恵子 学ぶ人、学ばない人 10年後に差

 「これからは、学んでいる人とそうでない人の間に大きな差が出てくる」と話すのは、スタディサプリ教育AI研究所所長、東京学芸大学大学院教育学研究科准教授の小宮山利恵子さん。社会人にとっても学びが必要な理由や学びで得られることの他、社会人が続けるべきだという「2つの学び」について聞きました。


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構成/日経xwoman doors