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今抱えているモヤモヤや悩みは、できれば今年中にスッキリさせたい! 今回寄せられた悩みは、「仕事の人間関係」について。そこで、オーダーメイドスーツ専門店『Re.muse』を展開し、自身の率直な考えを述べたYouTube配信でも話題の勝友美さんに回答してもらいました。

仕事はできる、でも常識がない
フリーランスで広報をして5年目になる美香さん。今は、フリーランス同士が集まるチームをつくって働いている。仕事のクライアントは、美香さんと付き合いの長い企業が多い。人とのつながり、信頼が何よりの仕事だと思っている。
そのチームの中に、美香さんを悩ませるAさん(女性、24歳)がいる。ここ1年くらい共に仕事を進めている仲間で、仕事の要領がよく、覚えも早い。しかし気にかかることがある。
「彼女が本名でやっているSNSアカウントがあるのですが、そこで時折『クライアントに見つかったらまずいのでは?』と思わせるものが投稿されているんです」
その日、美香さんは別件の外せない仕事があったため、クライアントとの打ち合わせに欠席。慣れているAさんに託した。ふとSNSを見ると、Aさんが「今日はすごく疲れた!」とつぶやいている。ちょうど、クライアントとの打ち合わせが終わった時間だ。美香さんはヒヤリとした。
フリーランス同士とはいえ、仕事を請け負っている以上、契約を結んでいる。広報はまだ世に出していない情報を多く扱うため、「企業秘密を漏洩しない」ことは必須だ。Aさんが「今日はすごく疲れた」と言ったのは、クライアントとの打ち合わせを指しているのではないかもしれない。企業秘密でもない。ただ、別の日も「遠いから移動が面倒だったな」と投稿するなど、「相手が見たら、いい気分はしないだろう」というグレーゾーンな発言が続く。
「彼女のSNSを逐一チェックしているみたいに思われるかもしれませんが(笑)、フォローしているのでタイムラインに出てくると、つい目に入ってしまって。
契約に違反しているわけでもないので、どう対処していいのか悩みます。クライアントが目にしたら『今日の打ち合わせのことかな』と思うはず。私の大切な取引先ですし、嫌な思いはさせたくはありません。
Aさんはとても優秀ですし、できればこのまま続けてもらいたいなと思っています。でも、このSNSの件だけ、ずっとモヤモヤしているんですよね。こういった『一般常識』は、どこまで伝えればよいのか。やんわりと、やめてほしいと言う方法はあるのでしょうか」
勝友美さんに聞く「一般常識のない人」の対処法は?
「契約書に書かれているルールだけではなく、ビジネスの世界には『暗黙のルール』があると思います。そこを『説明しないと分からない人』には、仕事をする前に必ず細かく説明するようにしています」と、勝さん。
次からは、SNSマナーなど「一般常識のない人」と仕事をする場合はどう対処すべきか、勝さんの「物事の判断基準」の方法を聞いた。
さらに、もう1つのお悩み「やる気を感じられない部下にどうしたらいい?」を質問。どんな回答をしてくれたのだろうか。
最後は、人が誰しも持っている「弱い自分」にどう打ち勝つかを聞いた。