doors世代にとってあるあるの転職、結婚、人間関係といった悩みについて、人気転職アドバイザー、離婚弁護士、精神科医のTomy先生、お笑いタレントぼる塾のあんりさんなど、さまざまな業界のエキスパートが回答してくれます。

 今抱えているモヤモヤや悩みは、できれば今年中にスッキリさせたい! 今回寄せられた悩みは、「友人のマウント」について。そこで、お笑いカルテットのぼる塾・あんりさんに回答してもらいました。バラエティー番組などで、機転の利いた鋭いツッコミが人気のあんりさん。自身もNSC(吉本総合芸能学院)時代にマウントをされた過去もあるそう。「友人のマウント」にどうやって切り返せばいいのかを教えてもらいました。

前編 ぼる塾・あんり マウントへの上手な切り返し方 ←今回はここ
後編 ぼる塾・あんり 絶望した日々を乗り越え「今が幸せ」
あんりさん。1994年東京都・江戸川区出身。高校卒業後、NSC東京校に入学。きりやはるかさんと「しんぼる」を結成。その後、田辺智加さんと酒寄希望さんの「猫塾」と合流し、4人で「ぼる塾」として活動を開始。若手お笑い芸人を総称した「第7世代」を代表する女性芸人として、数多くのバラエティー番組で活躍している
あんりさん。1994年東京都・江戸川区出身。高校卒業後、NSC東京校に入学。きりやはるかさんと「しんぼる」を結成。その後、田辺智加さんと酒寄希望さんの「猫塾」と合流し、4人で「ぼる塾」として活動を開始。若手お笑い芸人を総称した「第7世代」を代表する女性芸人として、数多くのバラエティー番組で活躍している

友人のマウントに言い返せない

相談者
長島菜月さん(仮名、27歳、事業会社広報)

 現在、社会人5年目。転職を一度経験し、現在は事業会社の広報として働いている。今年、26歳で結婚。公私共に充実した生活を送っているが、友人からのマウントに悩んでいるそう。

 「前の職場で働いている同僚の女性と仲がよくて、今でもたまに会いますが、『今の上司と合わない』『キャリアのステップが見えづらい』などと悩みを話すと、『だから私は転職しなかったんだ~』『私はすごく上手くいっているよ』と返されてしまいます。『私が転職したことが間違っていて、転職しなかった友人のほうが正しい』という方向に持っていかれてしまうんです。共感してもらったり、悩みを一緒に解決したりしてほしいのにマウントされてしまって、言い返せなくて、モヤモヤします」

 長島さんが悩んでいるのは仕事に関するマウントだけではない。

結婚、美容でもマウントされる

 「結婚についてもマウントされるんです。独身の友人の中には『もう結婚決めちゃったの~?』『私はもっと働いてキャリアを積んでからのほうがいいから、今は結婚しない』と遠回しに私の結婚を否定してくることも。『コロナ禍で、両親に挨拶とか顔合わせとか私はしたくなかったから~』と今結婚したことが悪いことのようにまで言われてしまって、悲しく感じることもありました。何か言われるのが怖くて、自分の結婚の報告もSNSに載せるのを諦めました。以前から、女子会では彼氏の年収や職業が話題になっていました。誰かの彼がイケメンだと『浮気しそう』、普通だとバカにしたように言ってくるマウント女子がいます」

 彼の他にも、女子会でよく話題に上るのが美容についてだ。長島さんはもともと、美容にはあまりお金をかけない。しかし、それを指摘してくる友人もいる。

 「『○○やってないの!?』『私はネイルもしているし、エステも行っているし、美容室も○○に行っている~』と言われるんです。アドバイスを求めていないのに、『○○やったほうがいいよ』と要らないアドバイスをされる。気になって調べると費用がすごく高い。友人はどこからこんなお金が出せるんだろうとモヤモヤ考えてしまいます」

 平日は仕事に追われ、貴重な休日に友人と会ってもマウントされると疲れてしまう。最近は1人でサウナに行ったり、映画を見たりしているそう。

 「学生のころや社会人になりたてのころは、友人と話すのが楽しくて、ストレス解消になっていました。マウントをしてこない友人もいますが、マウント女子と関係をどんどん切ってしまっていいのか……。友人が減ってしまって本当は寂しいんです。もっとうまく友人と会話したり楽しい時間を過ごしたりしたいんです。マウントへの上手な切り返し方が知りたいです

 そこで機転が利いた鋭い突っ込みが持ち味のお笑いカルテットのぼる塾・あんりさんにどう切り返せばいいのか、聞きました。