2020年、転職市場は売り手市場から買い手市場へ移行した。未経験採用よりも、売り上げを創出できる即戦力の経験者採用を優先して進める企業が増えている。

 ビズリーチ キャリトレ事業部 カスタマー企画グループ MGR野村吉貴さんによると、「20代前半の転職と、20代後半~30代の転職は、アプローチを変えたほうがいい」という。

※転職市場の動きと20代前半の転職法については →「未経験採用が減少 20代の転職で何を武器にするか」で詳しく解説

内定が出る人、出ない人の差

 経験者採用が優先されているとはいえ、今、市場全体で見ると採用は縮小、20代後半以降の求職者にとっても転職のハードルは高い。特に以前よりも質が重視され、内定が出る人と出ない人の差は顕著になっているようだ。

採用数が絞られると、転職できる人・できない人の差が生まれやすい
採用数が絞られると、転職できる人・できない人の差が生まれやすい

 一方で、求職者の「副業」ニーズは高まり、実際、転職市場の中に、副業人材の求人も増えている。

 今の転職市場では、どんな人が内定を決めているのか、経験者採用では面接でどんなことを聞かれ、判断されるのか。需要が高まっている副業求人とはいったいどんなものなのか、次ページから紹介する。