今回紹介するのは、2018年にPairsでマッチングした相手と、コロナ禍の2020年3月に挙式した女性のケース。彼女がアプリ経由でマッチングし、会った男性は5人。4人目にして運命の人に出会えたそう。賢いアプリの使い方を詳しく聞きました。

アプリを使い始めたきっかけは手痛い体験

 黒須真美さん(仮名、29歳)が2018年5月に婚活に着手したきっかけは手痛い体験だった。「27歳のとき、ある男性と半年ほどお付き合いをしていました。親に紹介するほどの仲だったのですが、その年の私の誕生日、彼が飛んだんです」。つまり、何の前触れもなく彼と全く連絡がつかなくなってしまったのだ。「最初は単に連絡がつかないだけだと思っていたのですが、その後、2~3日たっても全く連絡がつかなくて。友人に相談したり、彼の命の危険までも想像したりしました」

 「とにかくトラウマになるぐらいショックでした」

 一刻も早く結婚し、子どもが欲しいと思っていた黒須さんは、同じく婚活中だった女性の友人と二人で「結婚するためには私たちは何をすべきか」をテーマに真剣に話し合い、グーグルスプレッドシートを使ってエクセルをやり取りしながら作戦を練ったそう。