何か新しいことにチャレンジしたい、もっと違う仕事に就きたいと思ったときに、必須となるのが「学び」。今回は学びによってキャリアを変えた女性たちに登場してもらいます。そして、忙しい社会人が効率よく学ぶ独学メソッドもご紹介。年末年始、時間がとれるときに学びにチャレンジしてみては?必ずやあなたの未来を明るく開拓してくれるはずです。

「来年こそ、資格取得や語学習得の勉強を頑張りたい」と思っている人もいるのでは? 社会人が学ぶときは「独学」を選ぶ場合も多いはず。そこで今回は東京大学に独学で現役合格し、クイズ番組「東大王」で活躍していた林輝幸さんに独学のコツを聞きました。

林輝幸(はやし・てるゆき)さん
林輝幸(はやし・てるゆき)さん
1997年、富山県生まれ。2016年、東京大学に現役合格。東京大学クイズ研究会(TQC)に所属し、クイズ番組「東大王」(TBS系)に出演。21年にクイズ制作集団「Q星群」を立ち上げ、クイズを軸とした事業やイベントを手掛けるなど、多方面で活躍する

独学のキモは「計画性」にあり

 林さんが東大を目指そうと決意したのは高校1年生のとき。きっかけは、姉から借り『新・受験技法 東大合格の極意』(和田秀樹著)だ。

 「そこには、高校1年生から東大合格を目指した場合の3年間のプランが詳細に記されていました。『東大受験はこんなにシステマティックにできるものなんだ』と驚きました。この出合いを機に、僕は独学をベースに東大を目指すことにしたんです」

 まず林さんがしたのは「現状位置の把握」だ。過去の入試問題を解いてみて、自分はどこが強く、どこが弱いのかを探っていった。

 結果から目をそらさず、自分の今の実力を知る。合格するには何が必要なのか。林さんは、どの教材を、どういった順番で、どれくらいのペースで進めていくかを計画し、16年に東大現役合格を果たした。

 独学を極めるコツとして、林さんは「適切な計画」を立てて進め、「継続させる」ことが重要だと断言する。今回は、林さんが体得した独学法の中からおすすめを紹介する。

林さんが体得した、挫折しない独学のコツを紹介します
林さんが体得した、挫折しない独学のコツを紹介します