コロナ禍も3年目へ。さまざまな制限が課される中でも、着実に夢を形にしていった人がいます。くじけそうになる心を抱え、どう夢の実現に動いたのか。さまざまな登場人物から、目標を達成させるための至極のノウハウをご紹介します。

 コロナ禍になり早くも3年目を向かえようとしています。さまざまな制限が課されるなか、思ったとおりの行動ができずに悩んでいる、計画や目標が達成できなかったという人が大半かもしれません。ただ、その一方で、困難な状況をしなやかに乗り越えて夢を達成させた人もいます。そこでdoorsでは1月前半特集は「コロナ禍も3年目へ… 苦しい状況でも夢をかなえた人」で実際に夢をかなえた5人の女性につぶさに取材しました。5人の女性の思考の転換や物事の捉え方は、これから何かをなし遂げたいと考えている人にとって多いに参考になるはずです。


村上茉愛「自信になった」3カ月の自粛期間でしたこと

 2021年に開催された東京オリンピックの体操女子種目別ゆかで、銅メダルを獲得した村上茉愛さん。日本女子として史上初の個人表彰台に立ち、歴史的な快挙を果たした。小学6年生の時にH難度の大技「シリバス」を成功させ、天才少女と呼ばれた村上さん。リオデジャネイロ・オリンピックでは団体4位となった雪辱を果たすため、2019年の世界選手権に挑むも怪我で出場を断念。厳しいリハビリを乗り越えた矢先、コロナの感染拡大で練習の自粛をよぎなくされました。「自粛期間がどん底だった」と振り返る村上さんが、夢を叶えるために実践したことを聞きました。


餅田コシヒカリ コロナ禍のさみしさ婚活アプリで和らぐ

 コロナ禍で人とのリアルな出会いが減り、婚活にブレーキを掛けてしまった人もいたのでは? 今回話を聞いたのは、お笑いコンビ「駆け抜けて軽トラ」の餅田コシヒカリさん。現在、コロナ禍にマッチングアプリを通じて出会った彼と交際中です。アプリでの出会いが主流になる前から利用していたという餅田さんは、「人と会う機会が減ったとき、寂しさを救ってくれたのもアプリの存在だった」と言います。そんな餅田さんのこれまでの恋愛失敗談や、交際中の彼との出会い、アプリの使い方などを聞きました。


田口愛 カカオビジネスに革命を 会社解散危機から復活

 チョコレート好きが高じて、19歳で単身ガーナに。現地と日本を行き来しながら、良質なカカオが適正価格で取り引きされる仕組みの実現に奔走し続けているのが、Mpraeso(エンプレーソ)CEOの田口愛さんだ。2020年には、ガーナに新たなチョコレート工場をつくるためのクラウドファンディングに成功。21年には自社製造のチョコレートを販売するブランドも立ち上げた。順風満帆に映るが、コロナ禍で事業存続が難しい状況に追い込まれた時期もあったそう。23歳の起業家は、逆境をどう力に変えたのでしょうか。


木住野舞「社会を変えたい」エシカルリップブランド設立

 シンガポールのホテルで勤務していた木住野舞さん。コロナ禍で国はロックダウン、海外からの観光客もなく勤務先のホテルは一時期閉鎖に追い込まれました。考える時間が増えたことで、ピンチをチャンスと捉えた木住野さんは「海外で感じた日本との価値観の違い」を形にしようと決意。昨年夏に帰国後、約1年かけて「エシカルリップBENI」が誕生しました。「リップを作る工程は、苦労の連続だった」と話す木住野さん。リップを通して伝えたい思いも聞きました。


FP&行政書士を4カ月で取得 派遣⇒起業で年収3倍

 昨年、行政書士事務所を立ち上げ、起業を考えている女性の支援をする南部成美さん(37歳)。転勤族の夫と24歳で結婚したのを機に、大手保険会社を辞め、通信講座添削などの在宅ワークを10年ほどしていた。33歳で夫と別居後、正社員としての再就職が難しく、派遣社員として働き始める。そして、コロナ禍で行政書士とFP2級の資格に挑戦。一人で、9歳と4歳の子どもを育てながら、わずか4カ月で2つとも合格を果たした南部さん。夢を叶えた南部さんの驚きの勉強法を聞きました


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構成/日経xwoman doors