- (1)3時のヒロイン福田麻貴 自信のない自分となりたい自分 ←今回はココ
- (2)ゆりやんレトリィバァ36kg減 もう人目は気にしない
- (3)キンタロー。極限まで考えすぎる自分と決別し始めたこと
- (4)鳥貴族・大倉社長 夢を描かないと生きていけない
- (5)鳥貴族・大倉忠司社長 コロナ禍で会社が強くなった
- (6)丸山礼 不安なときは「仕事で120%出し切る」
- (7)はあちゅう&秋元里奈の「やめたこと、はじめたこと」
- (8)景井ひな&たかまつななの「やめたこと、はじめたこと」
- (9)菓子作り動画で人気のプロレスラー世志琥「まず挑戦」
- (10)200万人登録宅トレ竹脇まりな 生きがい見つけた1年
- (11)岸田奈美 2020年は心が求めていたものが分かった
- (12)岸田奈美 孤独に向き合い、自分を愛す方法を追求する
- (13)小巻亜矢 書き出して自分を責める気持ち手放した
- (14)豊田真由子 絶望乗り越え「死のうと思うのをやめた」
- (15)全裸監督脚本山田佳奈 ジェンダー観に衝撃を受けた
- (16)中村有沙 「時間」の断捨離で「今」に全力投球
- (17)160万人登録のエミリン かわいいと面白いを両立する
- (18)中野信子 不安を活用して効率的に学び、自分を磨く
2019年12月に「女芸人No.1決定戦 THE W」で優勝してブレークしたお笑いトリオ「3時のヒロイン」。お笑いにとどまらずドラマ出演など幅広く活躍しているリーダー・福田麻貴さんに2020年を振り返ってもらいつつ、多忙な中で始めたこととやめたこと、今後の展望などを伺いました。
夢がかなった1年 だけど手応えが…
日経doors編集部(以下、――) 大忙しの1年だったと思いますが、振り返ると、2020年はどんな年でしたか?
福田麻貴さん(以下、敬称略) 30年間ずっと夢見てきたことが1年に凝縮されて、やりたいことが全部かなった感じです。
ダウンタウンさんや明石家さんまさんなど憧れの芸人さんたちとお会いできたし、音楽番組「ベストアーティスト2020」(日本テレビ)で日向坂46さんとコラボしたことも印象に残っています。CMや東京ガールズコレクション、雑誌にも出られたし。
そうそう、ドラマ「危険なビーナス」(TBS)に出演できたのもうれしかった! でも、楽しくノリノリな仕事内容だったのに「もう終わるんじゃないか」という不安や「自分に、こんな売れるほどの中身があるんかな」という自信のなさから、いまいち調子に乗れなかった気がします。
―― えっホントですか? テレビで見ない日はないほど引っ張りだこだったから、自信がないなんて意外です。
福田 うーん。テレビだけで言うと、あまり手応えがない1年だったんですよ。
跳ねなかったりMCさんにそれほどはまらなかったり、キャラが出せなかったり。でも、「もう最悪! 忘れたい!」みたいな日のほうが「面白かった」って言われたりするんです。自分の恥ずかしい部分を出したり、うまくいかなくて感情的になったりしているときのほうが面白いのかもしれない。馬車馬のように忙しいときのほうが、いいものができるという話もよく聞きますし。私自身も、ネタ一つとっても、かけた時間と結果が必ずしも比例しないんやなと思うときがあります。
―― 一気に注目を浴びたから、苦労された部分もあるのでしょうか。
福田 この1年はお笑い以外の活動もしていたから、脳みそのシフトチェンジが追いつかなかった面があるんです。