鳥貴族・大倉忠司社長　コロナ禍で会社が強くなった

いつもにまして健康を意識

大倉　新たにはじめたことや生活習慣はありませんが、ずっと健康を意識しています。休業中はジョギングや腹筋の回数を増やしました。「ワンダーコア」という腹筋マシンを使って、朝夕300回ずつ腹筋していました。以前は朝夕100回ずつでしたが増やしました。健康は大切ですからね。

――　健康といえば、ツイッターではすごくおいしそうなお食事を拝見しました。

大倉　それは妻の尽力のおかげです。休業中は外食できませんから、毎日家で食べていました。私がSNSでアップすると反応がいいものですから、妻は新しい食器を買って、料理に燃えていましたね。

「コロナ禍では普段にも増して健康を意識し、朝晩各300回ずつ腹筋しています」

大倉　私自身は健康に自信を持っていて、実際に健康診断などの数値もいいんですね。感染しても重症化しないという自信があり、感染したら怖いというよりも、立場上、感染するといろんなところに悪影響を及ぼすのではないかと気にしていました。

長男がコロナに感染　「大丈夫か」

――　息子さん（編集部注　大倉忠司社長の長男は関ジャニ∞の大倉忠義さん）もコロナに感染されていましたが、ご心配だったのでは。

大倉　感染はニュースで知りました。LINEで「大丈夫か」と聞いたら、「いや、軽症、軽症！」と返ってきたので、ホッとしました。軽い風邪のような症状だったそうです。ただ、2週間の隔離生活をしなくてはいけなかったので、「ヒマで、ヒマで」といっていましたね。

　後編では、長男と話してうれしかったこと、さらに大倉社長がコロナ禍でやめたこと、始めたこと、第2の創業を目指して準備していることなどを伺います。

取材／齋藤有美（日経doors編集部）　文／三浦香代子　写真／ナイスマックス