激動の2020年、それでも活躍しつづけた人は何をやめて、何を始めていたのか。そして、新たな2021年、どんな目標や抱負を胸に抱いているのか。各界で輝く人にその心中を語ってもらいました。

2020年は新型コロナウイルスの影響により、大打撃を受けた焼き鳥チェーン最大手・鳥貴族。改めて大倉忠司社長に2020年を振り返ってもらい、大変な時期だったからこそ「不可欠だと気づいたこと」「やめたこと」、またdoors世代へ向けたメッセージを聞いた。

長男がコロナに感染し、伝えたこと

日経doors編集部(以下、――) 前編(鳥貴族・大倉忠司社長 コロナ禍で会社が強くなった)では、コロナ禍での経営判断や健康について考えたことなどを伺いました。前編でお話に出ましたが、ご長男(編集部注 大倉忠司さんの長男は関ジャニ∞の大倉忠義さん)がコロナに感染されたときは、何かアドバイスはされましたか。