- (1)3時のヒロイン福田麻貴 自信のない自分となりたい自分
- (2)ゆりやんレトリィバァ36kg減 もう人目は気にしない
- (3)キンタロー。極限まで考えすぎる自分と決別し始めたこと ←今回はココ
- (4)鳥貴族・大倉社長 夢を描かないと生きていけない
- (5)鳥貴族・大倉忠司社長 コロナ禍で会社が強くなった
- (6)丸山礼 不安なときは「仕事で120%出し切る」
- (7)はあちゅう&秋元里奈の「やめたこと、はじめたこと」
- (8)景井ひな&たかまつななの「やめたこと、はじめたこと」
- (9)菓子作り動画で人気のプロレスラー世志琥「まず挑戦」
- (10)200万人登録宅トレ竹脇まりな 生きがい見つけた1年
- (11)岸田奈美 2020年は心が求めていたものが分かった
- (12)岸田奈美 孤独に向き合い、自分を愛す方法を追求する
- (13)小巻亜矢 書き出して自分を責める気持ち手放した
- (14)豊田真由子 絶望乗り越え「死のうと思うのをやめた」
- (15)全裸監督脚本山田佳奈 ジェンダー観に衝撃を受けた
- (16)中村有沙 「時間」の断捨離で「今」に全力投球
- (17)160万人登録のエミリン かわいいと面白いを両立する
- (18)中野信子 不安を活用して効率的に学び、自分を磨く
パワフルかつキレのある芸風で、人々を楽しませてくれるキンタロー。さん。「明るく見られがちだけど、実はかなりの心配性」というキンタロー。さんにとって、2020年は出産・育児・コロナ禍と激動の1年だった。改めて2020年を振り返るとともに、2021年への抱負を聞いた。
出産、育児、コロナ…追い詰められた2020年
日経doors編集部(以下、――) キンタロー。さんにとって、2020年はどんな1年でしたか。
キンタロー。さん(以下、敬称略) 昨年1月に出産し、夫婦二人だったところに赤ちゃんが増えて、環境が激変しました。ただでさえ変わったところにコロナ禍になり、世の中や生活様式も様変わりしました。ダブルでガラッと変わってしまったので、それについていくのがやっとでした。
―― ご出産直後となると、外出するのも心配ですよね。
キンタロー。 私は明るく見られがちですが、もともとかなりの心配性なんです。そこに「コロナウイルス」という未知のウイルスが登場したので、すごくおびえてしまって。感染したら死ぬかもしれない、という死の恐怖を感じました。でも、それよりも「子どもがコロナに感染したら?」と思うと、さらに恐ろしくなってしまい、子どもに手づくりのフェイスシールドをつけてしまったほどでした。
メディアもコロナ関連のニュースばかり、育児のことをいろいろと考えなきゃいけないのに、コロナでいっぱいいっぱい。心配しすぎ、悩みすぎて気持ちが疲れてしまって……。でも、あるとき「心配してもしょうがない。自分の精神が崩壊するから、もう気にしない!」と吹っ切れたんです。それまでは1日の感染者数が発表されるたびに心臓がドキッとするぐらい影響を受けていたのですが、そこからはなるべくニュースを見ないようにして、子育てに専念しました。
―― すごい、180度の方向転換ですね。そこまで、吹っ切れた理由は?