激動の2020年、それでも活躍しつづけた人は何をやめて、何を始めていたのか。そして、新たな2021年、どんな目標や抱負を胸に抱いているのか。各界で輝く人にその心中を語ってもらいました。

YouTubeのチャンネル登録者数が200万人を超え、ますます人気の宅トレ動画クリエイター、竹脇まりなさん。彼女の明るい笑顔の秘訣や、2020年にやめたこと&始めたこと、これからの目標を聞きました。

竹脇まりな
宅トレ動画クリエイター。大手金融会社を経て、ヨガインストラクターに転身。ロサンゼルスとインドでヨガとヴィーガン文化を学び、2018年ニューヨークへ移住。同年YouTubeチャンネル「Marina Takewaki」を開設。「もっと自分を好きになる」をテーマに、夫とともに二人三脚で発信するYouTubeチャンネルは、登録者数200万人(2021年1月現在)。『レッツ!美バディ』(TBSテレビ)では、トレーナーを務める。

夫と二人三脚 夫婦YouTuberへ

日経doors編集部(以下、――) 2020年は、新型コロナウイルスの影響でさまざまなことがあった1年だったと思います。仕事やプライベートで、どのような変化がありましたか。

竹脇まりな(以下、竹脇) 人生で最も、変化のあった1年でした! 2020年の1月の時点では、YouTubeチャンネル「Marina Takewaki」の登録者数は7万人ほどでしたが、2021年1月現在では、なんと200万人。ありがたいことに、テレビや雑誌といったYouTube以外の仕事も増えました。

 もともとは、もっと「ふわっと」したYouTubeチャンネルだったんです。大きなコンセプトは「健康」ですが、今ほどダイエットや宅トレ(自宅でトレーニング)だけに特化しておらず、コンテンツを考えるのも自分一人。宅トレ動画は2019年ごろから出していたので、昨年の緊急事態宣言が発令されたときに多くの人たちが目にしてくれました。

 「健康や宅トレについて発信するチャンネルにしよう」と本格的に決めたのは、2020年の1月頃。夫の助言がきっかけです。「君が笑顔で、『一緒に運動しようよ!』と引っ張って行ってくれる『友達のような存在の動画』を出していくほうがいいよ」とアドバイスしてくれて。

 現在は、夫は仕事の上でも「パートナー」な存在です。動画に出るのは私だけだけれど、コンテンツの内容や、他のメディアでの活動、視聴者の皆さんに何を伝えていくかといった大きな方向性だけでなく、小さな企画も二人で一緒に決めています。夫婦YouTuber、ですね。