女性社長はこの8年で2倍に増加。けん引するのはdoors世代。独自の技術やビジネスモデルでグローバルな成長を目指しています。そんなdoors世代起業家の奮闘ぶり、壁の乗り越え方は多くの人に参考になるはず。ご期待ください!

 オンラインで課題解決型の授業をし、ハーバード以上の難関といわれているミネルバ大学の大学院にパイロット生として入学し、30代で学び直しに挑戦した植山智恵さん。2019年5月に卒業後、帰国して、大人のための学び直しプロジェクトを手掛ける「Project M’INT」を立ち上げた。起業してわずか3カ月 。今は、本格的な事業開始に向けて、ワークショップやリサーチを進めているところだ。

20代は、「自分には何もない…」がコンプレックスでした
20代は、「自分には何もない…」がコンプレックスでした

 「実は、起業家になりたいと思ったことは一度もなかった」という植山さん。誰もが知る大手企業であるソニーに勤務しながらも、「自分には何もない」というコンプレックスを抱え、その気持ちに蓋をして8年間過ごしたという。30歳で渡米を機に本気の自分探しを始め、試行錯誤する中で、「教育とテクノロジー」というテーマに出会った。植山さんはどうやって、自分が本当にやりたいことを見つけたのか。なぜ、起業しようと思えたのか。起業までの道のりについて聞いた。

「やりたいことが見つからない」植山さんを変えたきっかけとは何だったのか。起業への思いが高まった転機については2ページへ
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