大学在学時代に“ブロガーの走り”として注目を集め、現在では作家・コメンテーターとしても活躍するはあちゅうさん。現代に生きる女子ならば誰しも悩むアレコレに対し、魂を鼓舞するような熱い答えをもたらしてくれる存在として頼りにしている読者の方も多いのでは。そんなはあちゅうさんも昨年30歳に突入し、恋愛や結婚、働き方などについて20代の頃とは異なる志向が芽生えてきたそう。そこでアラサーとなった彼女が今、日経ウーマンオンライン読者に語りたい【5つのこと】を全5回の連載でお伝えしていきます。

記念すべき一発目は、はあちゅうさんが「30歳になって捨てたもの」と「これからこそお金をかけたいもの」について。そこには意外な真理が隠されていました…!

【捨てたもの】1.英語力と資格

 20代までは盲目的に語学力や資格は「持っておくべきもの」だと思っていました。でもよくよく考えてみたら、年に数回の海外旅行以外で英語を使う機会がなかったんです(笑)。

 免許証も同じで、運転は絶対にできたほうがいいよなと思って教習所に通いだしたんですけど、そもそも、私、メカ全般が苦手なこともあり、通うのが憂鬱で憂鬱で。そこで、「こんなにつらい思いをするくらいなら一生タクシーに乗れる人生を選ぶ!」と決め、30万円の教習代を捨てて免許証を取らない決断をしました。

「免許証って、車運転しないなら、要らないですよね」

 今考えれば、英語力も資格も、私にとっては「まさかのための準備時間」だったんです。

 自分が大学の法学部を選んだのも法律を勉強したいからじゃなくて、将来、いろんな職業に活かせそうなのが法学部政治学科だった。そうやって未来の自分に選択肢を委ねることで、いろんな人生が選べるように保険をかけてきたわけです。

 でも30歳になったとき、「この先の未来っていつ?」と(笑)。

 同じように、いろんな可能性を残しておくために英語を一生懸命勉強してきましたが、小説家としての今後を考えれば、英語力よりも日本語力アップに時間をあてたいと思ったんです。

 20代の頃は欲張りでもあり、将来に対する不安もある。だからあれもこれも知っておいたほうがいいと思い込んでいましたが、30代になって、自分に本当に必要な知識を突き詰めていった結果、時間の使い方が明確になった気がします。

 捨てたものの2つ目は、「お金」です。