「電話」は今の礼儀に合っている?

 「お礼メール」の他にも、コミュニケーションのマナーについては世代やシチュエーションによって、皆さんそれぞれ「OKライン」が異なると思います。その最も分かりやすい例が、電話の使い方かもしれません。

 知人がネット上で電話のことを「時間のレイプ」と例えていましたが、私もこの考え方に賛成です。というのも、相手の都合で自分の時間を突然搾取される、そんな電話の乱暴さがとにかく苦手なんです。

 集中して原稿を書いているときや家族との団らん中に突然電話が鳴ると、それだけでテンションが下がり、親しくもない相手の都合に無理やり付き合わされた気になります。何の権利があって、私の時間に踏み込んでくるんでしょうか。

 家族と恋人とクロネコヤマトさん以外からの予告のない電話は不快です。最近はどこかから勝手に番号を手に入れていきなり電話してくる人もいますが、私にとって、突然の電話は、突然家に来られるのと同じくらいぶしつけに感じます。

 でも、少し前まで電話で仕事の依頼をすることは当たり前でしたし、これだけメールが当たり前になった今でさえ、「まず電話」することが相手への礼儀だと考えている世代も多いですよね。私の肌感覚ではテレビと不動産業界の人は電話率が高いように思えるので、業界的な慣例もあるでしょう。

「電話って、こちらの都合を無視して突然時間を搾取されるんですよね」(はあちゅう)

 そのためマナーとして統一のルールを作ることは難しいですが、私のように電話嫌いなタイプは常日ごろから「連絡はメールでいただけますか」と、周囲にアピールしたり名刺に番号を書かないなどの対策をするしかないと思います。とはいえ、せっかくメールに連絡を切り替えてもらったのに「今メールしましたんで!」と電話をかけてくる人もいて、なかなか難しいんですけどね……。