会費制、ドレスコードなし、出席可能回数の上限設定

 そんなわけで、結婚式はすべて会費制でドレスコードなし、そして一人当たり一生に参加できる結婚式の回数を制限してもらえないかとひそかに思っています。

 例えばそれぞれの「生涯結婚式出席可能枠」が10回と定められていたら、「ごめん、あと3回は兄弟と親戚のために残さなくちゃいけないの」などとそれを理由に欠席することもやむを得ないでしょうし、出席したい相手の式だけ厳選して行くことができると思います。呼ぶほうも、本当に来てほしい人だけ呼べばいいから気楽になるんじゃないでしょうか。

「会費制でドレスコードなし、そして一人当たり一生に参加できる結婚式の回数を限定してもらえないかとひそかに思っています」
「会費制でドレスコードなし、そして一人当たり一生に参加できる結婚式の回数を限定してもらえないかとひそかに思っています」

「結婚式」に存在する本音と建前に違和感

 でも、実際にはライフステージの変化を明確に意識できる機会として、結婚式を大切に思っている女性は多いですよね。

 素直にお嫁さんや結婚式に憧れることができないねじくれた自分をもどかしく思いながら、みんなが何の疑問もなく「それをやることが正しくて、やらなきゃいけない」って思っていることに対して、少しだけ息苦しくも感じています。

 結婚式のことを「親と友達への感謝の場」と言う人もいますが、親や友達にお金や時間の負担をさせつつ、みんなで必死に「感謝の場」をつくらなくても、もう少しだけカジュアルに……「楽しく食べて、飲んで、祝って、万歳して終わり!」みたいな感じのものもあっていいんじゃないかと。大ゴトにせずに、企画する側も、参加する側ももう少しだけ日常の延長でできたらいいのにな、って思ってます。そうしたら結婚式が特別なイベントにならないのかもしれませんが……。