「そんなこと自分で考えろ!」と言われることは分かっている……。だけど、モヤモヤと考えてしまうささいなことを、小島慶子さんにぶつける本連載「小島慶子さんにこんなコト聞いちゃいました」。第5回となる今回は、家を買う、ペットを飼う、なんでも一人で楽しめるetc、「○○すると結婚できない」と言われがちな行動の真偽について聞きました。

Q.「○○すると結婚できない」といわれてることって、本当なんでしょうか?

ペット、家、お金は独身女性のお守りです

「なんらマイナスの側面はありません」

 語気が強くなりますけど、ペットを飼っている女は寂しがらないから嫌とか、資産を持っている女は気が引けるとか、自分より稼いでいる女だと居心地悪いとか、そんなことを言う男は間違いなくたちの悪い男です。ですので皆さん、遠慮なく家を買い、ペットをかわいがり、ガンガン稼ぎましょうね。

 そんなたちの悪い男をふるいにかけられると思えば、ペットや家、お金は敬遠するものどころか、「三枚のお札」的なお守りと言えるでしょう。さらに犬の散歩や投資セミナー、家の購入は出会いの場にもなるわけで、なんらマイナスの側面はないですよ。

 「ペットを飼うと人肌が恋しくなくなって満たされるので、恋人ができなくなる」みたいなことを聞きますけど、一人暮らしで人肌恋しいと感じている人が、ペットで癒やされたっていいじゃないですか。それで精神が健全な状態になるなら、何よりです。それから恋人や結婚相手を探したっていいと思いますよ。

 自戒を込めて言いますと、寂しさで男を選ぶと本当にロクなことがありません。これ、マジで。

 そもそも自立した者同士じゃないと関係も長続きしないし、ましてや結婚相手を寂しさで選んでしまったら、関係が不均衡になってしまいます。寂しさを埋めてもらった人は寂しさがあるが故に相手の心が離れることを極度に恐れ、「多少の浮気は我慢しなくちゃ」なんて思ってしまう。

 だったら最初からペットで癒やされて寂しさの穴がないほうが断然、健全で平等な関係を結べるはずです。

 そこで、寂しさで男と付き合ったせいで幾多の失敗をした私自身が身をもって学んだことをお伝えしていきますよ……!

最恐タッグ「寂しい女×教祖男」の共依存地獄

 世の中には寂しさにつけ込む男というのがいましてですね。彼らは恐るべきスピードと精度で心寂しい女性を発見し、自分の信者にしてしまう「教祖体質」な男なんです。

 人にはたいていなにがしかの呪いがかかっているんですけど、この教祖体質の男には「ヒーローの呪い」というものがかかっています。小さい頃から「あなたはママのヒーローよ」とか「お前は一族の誇りだ」といった過度な期待を背負って育ってきた男の人が、大人になって職場や交友関係の中でヒーローになれないと分かると、自分を崇め、教祖に仕立ててくれる信者を探し始めるのです。その一番のターゲットが、寂しい女の人なんですねえ。「自分は教祖である」という暗示を自らにかけ、その暗示を強固なものにするための裏付けとしての、恋人なんです。

 寂しさの穴を埋めたい女性と信者大募集中の教祖は需給が一致しているので、ピタッとくっついてしまう。教祖は信者を得ることで自分の立場を保つことができますし、信者は教祖を得ることで寂しさに食い殺されずに済みますから、いわゆる「共依存」の関係になってしまうんです。

 私にいつも彼氏がいたのも決してモテるからではなく、寂しさで穴がボコボコ開いていて、教祖がくっつき放題の状態だったからなんです。トホホ。