対面でのやり取りのほうがメインです

「リアルの場でのやり取りのほうが優先順位は高いということを、相手に伝えて」
「リアルの場でのやり取りのほうが優先順位は高いということを、相手に伝えて」

 SNSでつながりたくない相手には、「私はSNSでのつながりよりも、リアルの関係を優先します」ということを分かってもらうことが大事かもしれません。特に仕事関係の人なんかそうですね。

 職場の人とのSNSのメッセンジャーやダイレクトメールのやり取りが実際の人間関係以上になれなれしくなりそうで嫌な予感がしたら、すぐにはレスをせず顔を合わせたときに「すいません! なんかご連絡いただいてたみたいで」とか「全然チェックしてないので、ごめんなさいね」とリアルの場で意思表示すれば、「あなたとのやり取りは対面メインです」というメッセージになる。もし、頻繁にネット上で会話を始めてしまうと、実際の関係以上に親密な間柄だと勘違いしちゃう人もいると思うんですよね。

 一番危険なのは、相手に合わせて長々とやり取りをした後、職場で顔を合わせたときにネット上でのやり取りに触れないこと。これをやっちゃうと、相手から「職場では職場モードで、あっちは二人だけの秘密の世界ね」と誤解される可能性が。断りきれずに同僚や上司などとSNSでたくさんやり取りしてしまったら、翌日顔を合わせたときに「昨日は長々と失礼しましたー。でも基本的に夜はネットを見ないので、気付かないことのほうが多いと思いますけどすいません♪」と言って早めに予防線を張りましょう。周りの人が聞いている場所で言うと「あなたとは秘密の関係をつくる気がありません!」という意思表示になりますから、その気がないならこれは早いうちにやっておきましょう。

 逆にあなたがつながりたいと思っている人なら、最初からアプリを指定しないで「仕事の連絡で、メール以外で使っているSNSとかアプリってありますか?」と言ってみる。「ないですねー」だったら脈はないかもしれない。もし、超マイナーな「シグナル」とかだったらグッとくるけどなあ。「シグナル」ってセキュリティーが高くて、他のアプリに先駆けて通信経路を全部暗号化したり、時間設定すると5秒でメッセージが消えたりするようにした「もうそれスパイが使うやつじゃん」っていうメッセンジャーアプリ。同じ機能は今はFacebookのメッセンジャーにもあるからもう珍しくはないけど、あえてあまり知られていないシグナルを使っているなんて人がいたら、なんかスノーデンみたいで興味が湧きますねえ。