【タイプ6】アルコールハラスメント(アルハラ)

 アルコールを飲めない人に飲酒を強要したり、酒の席で不本意な罰ゲームなどを強要する嫌がらせ。宴席で上の立場の人間が、部下や後輩に無理強いすることもこれに該当する可能性大です。

相手が上司であっても無理なものは無理!  (C) PIXTA

あまり飲みたくないときに、上司から「もっと飲め」と言われたり、大声で「いつ結婚するの?」としつこく聞かれたことがあります。飲み会の場の雰囲気を壊してはいけないので、聞こえていないフリをしたり、笑ってごまかしたりしていました。(36歳、製造、総務)

会社の役員が、自分が使っていたグラスで飲み物を飲むようにと強要してきました。役員は酔っていて、拒んだら少しキレていたので無理やり飲みました……。(35歳、製造、営業・広報)

【タイプ7】ジェンダーハラスメント(ジェンハラ)

 女だから・男だからといった世間的なイメージを強調し、その性別らしく振る舞うことを強要すること。旧態依然とした会社に多い「お茶くみは女性の仕事」という慣例は、ジェンハラの分かりやすい一例です。

「女性だから」「男性だから」はジェンハラです  (C) PIXTA

新入社員の頃に上司から、「女の子が職場にいると雰囲気が華やいでいいな」と言われました。仕事らしい仕事は与えられず、かといって他部署のサポートに回ろうとすると引き戻され、「華やかさ」だけを求められているようで非常に不快でした。(33歳、情報通信、営業)

飲み会の席で上司が酔って、「女性はおとなしく家庭に入ればいい。仕事は男でする。女は男社会では無理なんだ。そういう生き物なんだ」と発言。もともとパワハラで有名な上司なので、飲み会では近づかないようにしました。(42歳、医療、一般事務)

仕事関係の試験を受ける際、「子どもが小さいのに、こんな難関な試験を受けている場合か?」というような内容を、ほぼ初対面の他部署の男性に言われたことがあります。(33歳、学術研究・技術サービス、営業)

【タイプ8】パーソナルハラスメント(パーハラ)

 仕事に関係のないプライベートな趣味趣向や、その人の容姿などをばかにするパーハラ。気心知れた友人に言われるならまだしも、上司や先輩など「そこまで言われる筋合いはない!」と叫びたくなるような事例も。

以前の職場の上司は、部下を何かしらの精神疾患だと決めつけたがる人で、ほぼ全員それぞれに疾患名が付けられていました。私は「ADHD」、先輩は「双極性障害」、後輩は「人格障害」。人として本当に残念な上司だったなとつくづく思います。(33歳、卸売・流通、営業)

【タイプ9】アカデミックハラスメント(アカハラ)

 学生にとって極めて不利益になる行為を権威ある立場を使用して行うなど、主に大学教授が学生にする嫌がらせのこと。学生のみならず、研究室で働く女性からも嘆きの声が上がっています。

同じグループで仕事をしている先生と、その上の教授が不仲でした。人手が足りないと先生が困るだろうと考えた教授は人事権を使って、私の契約更新はしないと伝えてきました。そのときは別の教室の先生が助けてくれましたが、そういうことがハラスメントになる、訴えられる可能性があるかもしれないと自覚していない先生方が非常に多いのが問題だと感じています。(36歳、学術研究・技術サービス、研究開発)