【タイプ10】テクノロジーハラスメント(テクハラ)

 PCやスマホ、インターネット、その他ハイテク技術の知識を持つ人が、知識が浅い人をばかにしたり、嫌がらせを行うこと。本人はざっくばらんに教えているつもりでも、実は相手を傷つけている可能性も……。

「こんな簡単な操作も分からないのか!」  (C) PIXTA

私より年上で社歴も長い方に、「私の5歳のめいでも分かるのになんであなたは分からないの?」と言われたことがあります。職場の上司や心理カウンセラーに伝え、上司からはハラスメントセンターを薦められましたが、結局相手は変わらないので自分自身でアンガーマネジメントしています。(33歳、教育・学習支援)

【番外編】これってもしかしてハラスメント?

 具体的な名前は付いていないけれど、これも一種のハラスメントでは? 日々働く中でそんな疑問を抱いた女性たちの、普段は心の奥底にしまっている叫びを一部ご紹介します。

育児休暇明けの時短同僚女性が全く仕事をせず、残った業務を私に任せて帰ってしまいます。彼女には人事の面談や上司面談がありますが、私にはありません。彼女のために独身社員や子なし社員が残業し、結婚や子どもを産むどころじゃありません。こういうの、何ハラって言えばいいんでしょうか……。(39歳、サービス、一般事務)

受付や案内をする仕事をしていますが、お客様から「自分が払ったお金で生活しているのだから何でも言うことを聞くべきだ」という「顧客ハラスメント」が多々あります。携帯電話番号を聞いてきたり、郵便局におつかいに行けなど、信じられないものも。(30歳、公務員、受付)

社員登用の面接時に営業本部長から、私自身のことではなく夫の職業や両親の仕事についてばかり聞かれました。「旦那の仕事は営業か事務か」と聞かれ、経理職だと伝えたら「じゃあ事務だね」と鼻で笑われました。「営業が管理部門をばかにするハラスメント」は日本の悪い風習だと思います。(29歳、製造、貿易事務)

年上部下からの「従わないハラスメント」に悩んでいます。(41歳、製造、研究開発)

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 悪意のあるケースはもちろん言語道断ですが、配慮や思いやりを欠いたちょっとした言動が思わぬ誤解を生んで相手を深く傷つけ、ハラスメントとして捉えられてしまうことも。職場で困っている人はいないか? 自分自身は誰かを傷つけてはいないか? 改めて胸に手を当てながら読めば、勇気を出して体験談を投稿してくれた働く女性たちの言葉の中に、ハラスメント撲滅のためのヒントがきっと見つけられるはずです。

文/金澤英恵 写真/PIXTA