煩わしさをもとから回避 SNSをしない派

 「SNSをやらない」「やっていたけど疲れてやめた」。そんな意見も一部ありました。

普段からSNSやLINEはしない。面倒なことになるのが予想できるので。(26歳、小売、販売・接客)

SNS疲れをしてしまい、結婚を機にやめてしまいました。(30歳、公務員、受付)

いろいろ悩んだ結果、すべてのSNSをやめました。断ったり見たくないものを見るデメリットがメリットを上回ったので……。本当に付き合いが続く方とはメールでやり取りできるし、SNSだけの付き合いは空虚だったと今は思います。(39歳、サービス、一般事務)

SNSによって対応を使い分けるのがストレス減のコツ?

 SNSをひとくくりにせず、自分の使い方に合わせて外部とのつながり方を調整する。うまくバランスが取れれば、そんな使い方もいいですね。

LINEで来た場合は、返事に合うスタンプだけを送り、会話しない方向でいきます。(30歳、小売、企画)

情報を流し読みするだけのFacebookとTwitterは、自分が更新しないので申請等は滅多にありません。一方、頻繁に利用しているInstagramは自分でも投稿するので、海外の方や全く知らない方から申請されることがあります。その際、その方のアカウントを拝見し、鍵付きでなく商業的でなければ、相互フォローします。よく使うLINEは電話番号で追加されないように設定しています。(23歳、製造、人事)

Facebookは基本的に見る専門なので、申請は断っていません。LINEに関しては申請自体を断ることはないですが、なるべくトークや「いいね」はしません。TwitterやInstagramは本名が分からないようにしているので、親しい人だけの付き合いにしています。(26歳、企業支援)

Facebookでつながっても、閲覧可能な人を指定しているため問題なし。相手の投稿を見たくなければそれも設定すれば良いので特に悩みません。LINEはこちらからスタンプ終了を繰り返し、まともな返事をしなくなれば、自然消滅します。Instagramは鍵付きにしてプライベートを死守しているため、気付かないふりをしてフォローを受け入れません。(27歳、サービス、マーケティング)

Facebookは社内の人とは一切つながらないと決めて、仲のいい同僚でも断りを入れています。Twitterは顔見知りが一人もいない「別アカ」で運用。(29歳、マスコミ、営業)

Facebookは会社の人からリクエストが来ないように、最初にこちらから見つけてブロック。LINEはIDを登録しないようにして、見つけられないようにしています。(34歳、保険、営業事務)

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 皆さんいろいろな工夫をして、「微妙な相手」からのコンタクトをかわしている現状が浮き彫りになりました。つながりたくない相手から申請が来たら、ぜひ参考にしてみてください。

文/佐々木恵美 写真/PIXTA