賃貸派に聞く「なぜ賃貸で暮らしているの?」

 賃貸マンションやアパートに住んでいる女性は、賃貸という暮らし方にどんなメリットを感じているのでしょうか? 結婚や出産など、ライフスタイルの変化に合わせて住み替えたいという人や、熊本地震を経験した読者からは、「持ち家への憧れがなくなった」という声も寄せられました。

ライフスタイルの変化に合わせて住み替えたい

都内の賃貸のマンション。1K(27平米)で8万3000円の家賃。職場から近いことを前提に選び、駅からもやや近くスーパーもそばにあるため使いやすいが、家賃が高めなのがネック。ローンを組むのが怖く、またライフスタイルがどのように変化するか、将来のことが分からないため、現在購入は考えていない。(29歳、東京都、医療福祉関連、専門職)

賃貸マンションに住んでいる。結婚や出産、進学、退職など人生のイベントごとに家族のサイズや住む場所は変わるから、購入はピンとこない。退職しても家賃を払い続けるのか…とは思うけど、お隣さん問題やら修繕、地震の問題も不安。(32歳、愛媛県、教育、経理・総務・秘書・受付・一般事務)

災害が怖い

アパート。借家です。熊本地震を経験してから、持ち家への憧れがなくなりました。災害は予想もしないときにやってきて、すべてを壊します。(38歳、熊本県、医療福祉関連、専門職)

賃貸派。地震、津波、世界情勢の変化などで、今住んでいる場所がいつまでも同じ環境であるとは限らないので、賃貸に住むことである程度の流動性を持っておきたい。(25歳、福岡県、金融・証券・保険、営業)

収入面から購入は難しい

マンションタイプの小さい物件で、大家さんが上に住んでおり、防犯にはとてもいいです。1階なのでベランダで野菜を毎年育てていて、食べきれないくらい取れて楽しいです。本当は戸建てに憧れますが嫁に行きそびれた低所得者なので、このまま賃貸生活になります。年を取ったら公営住宅に引っ越したいと思ってます。(33歳、東京都、建設・不動産、技術職)

母と二人暮らしで賃貸です。本当はマンション買いたいけれど今の給料では厳しい。(40歳、神奈川県、金融・証券・保険、企画)