<3位>ファイナンシャルプランナー(FP)

 お金に関する幅広い知識が問われるファイナンシャルプランナー。資産運用や税金、保険、不動産、年金、相続などの分野を扱います。金融業界や不動産業界では仕事上の強みになる知識が得られます。国家資格である「FP技能士」と、民間資格で有効期限のある「AFP」「CFP」があります。家計の管理をはじめとした実生活でのライフプランニングにも大いに活用しているとの声が多く見られました。

ファイナンシャルプランナーの資格で昇給しました。国家資格なので、難関。何度落ちたことか!(32歳)

CFPを取りました。必要な6課目を2課目ずつ受験しましたが、その過程で努力を買われて、希望の部署に異動できました。(33歳)

お金に関する幅広い分野で基礎的な知識が学べて有益でした。FP技能士3級、2級ともに市販のテキストで独学しました。(29歳)

昇進や給与アップには関係ない職場ですが、お金の感覚に長け、仕事にもプライベートにもプラスになりました。(31歳)

金融全般について幅広く学べたのが良かったです。仕事に直結はしませんが、結婚して、住宅購入を検討して……と、人生のステージが上がれば上がるほど実生活でも役立っています。(37歳)

FP3級です。貯金が苦手で散財していましたが、結婚を機に取得。アパート契約の際に仲介手数料を値切ったり、投資を始めたり、昨年自宅をリフォームしたりと、資格取得で得た知識をいろいろなシーンで役立てています。(34歳)

<2位>簿記(日商簿記検定)

 簿記とは、企業のお金の流れを記録するための帳簿(財務諸表)をつける技能です。経理の仕事には必須の知識といえます。

 日商簿記検定のレベルは4段階。入門レベルの4級から、中小企業の経理事務に役立つ3級、企業の経営状態を数字から把握できるレベルの2級、公認会計士や税理士などの国家資格への登竜門となる1級まであります。

 ビジネス上のお金の流れや企業の経営状態が分かるなど、社会人としての視野が広がる資格として人気です。

日商簿記検定2級です。新卒のときに資格を持っていたので、経理職に就けました。(28歳)

簿記3級。大学の授業がきっかけで取得しました。講義だけでは理解が難しかったので、商業高校出身の友人から教えてもらいました。費用は市販の勉強本のみ、時間は3カ月程度。転職の際にも、資格があれば応募可能な仕事があるので重宝します。(26歳)

簿記2級。自分の仕事に直結はしませんが、大きな意味でお金の流れが分かるようになった気がします。履歴書に書いても邪魔にならず、好印象を与えられる、優等生的な資格だと思います。専業主婦だったときに独学で取得しました。(30歳)

2級を、会社の業務と関係なく取得しました。半年間、市販の問題集を使って勉強。かかった費用は1万円くらいです。勉強によって自分の年末調整や、会社の経理的な動きもわかるようになり、いろいろ視野が広がりました。(26歳)

簿記3級です。勉強した期間は6カ月で、教材はネットのスクールやユーキャンの市販テキスト、問題集です。合計で9000円程かかりました。総務の作業で伝票を書く際や、資産運用の書類の内容理解に役立ちました。(28歳)