(3)ちりも積もれば大きな効果に…小さな心掛け

 仕事そのもののやり方ではなく、仕事への姿勢や心掛けから効率化を図る方法もあります。自分でうまくモチベーションを上げたりリフレッシュしたりする工夫で、結果的に仕事がはかどるのかもしれません。

仕事に対する姿勢や普段からの心掛けにヒントあり (C) PIXTA
仕事に対する姿勢や普段からの心掛けにヒントあり (C) PIXTA

身の回りを整理してムダを省く

スキマ時間に片付けをして、仕事をしやすくすることを心掛けています。(27歳、サービス、接客)

週に一度、資料の整理をします。要らない資料は捨てて、必要な資料はファイリング。(28歳、製造、営業)

メールは不要なものはすぐに消去、書類も今後必要ないものはシュレッダー。情報が多過ぎないように、身の回りを整頓して動きやすくしてます。(31歳、製造、研究開発)

早めに動くことで、後がラクになる

すぐできることは後回しにしないですぐに片付けます!(26歳、教育、専門職)

分からないところは早めに聞き、その都度解決するようにしています。(26歳、サービス、受付)

言いにくいことなどは早めに環境・状況を判断し、よいタイミングで話すようにしています。(26歳、IT・通信、営業)

仕事がきたら、すぐに着手することにしています。また、次から次へ、どんどん手を出さず、一つひとつ完結させてから、新たな仕事をこなします。そうすることでパニックにもならず、落ち着いて集中できます。(29歳、製造、営業事務)

「やらない」ことを潔く決める!

外出したらそのまま会社に戻らず、社内に居ることで頼まれる仕事を避けています。(29歳、製造、営業)

やらなくてもいいことに首を突っ込まない。(34歳、製造、一般事務)

「できる!」と風呂敷を広げないようにします。(39歳、医療福祉関連、SE)

自分の得意なことを常にアピールし、得意でないこと、無駄な仕事は受けないようにしています。(40歳、製造、研究開発)

気分をリフレッシュすることも大切!

手帳をかわいくデコっています。とにかくかわいく書いています。(31歳、サービス、人事)

好きなカラーの文具を使用することで、気持ちの切り替えを素早く行うことができます。(25歳、IT・通信、SE・技術職)

コーヒータイムを大切にしています。(32歳、IT・通信、接客)

集中力が上がる呼吸法を取り入れています。(25歳、サービス、総務・人事)

パソコンの通知アプリを使って、どんなに忙しくても1時間に5分程度は休憩(歩く、ストレッチをする)を入れるようにしている。ずっとイスに座る生活をすると、寿命が縮まるとニュースで知ってから、自分ルールにしています。(34歳、公務員、人事)

考え事があって行き詰まったときは、思い切って切り上げ、帰りになるべくたくさん歩いて気持ちと頭の整理をして、翌日に備えるようにしています。こうすることで、アイデアが浮かんできます。(41歳、教育、専門職)

予定を詰め込み過ぎないようにしています。予定がずれると一気にパンクしてしまうので、ずれても修正できる程度に幅を持たせるようにしています。休日のプライベートの予定も、やりたいことがあっても優先順位を付けて、動き回り過ぎないようにしています。(39歳、IT・通信)

仕事の効率化について、いろいろ試しました。その中で一番効果があったのは、十分に睡眠を取ること。頭がクリアになり、作業の効率が上がり、ミスがなくなりました。気持ちにも余裕ができて、ストレスもなく、体調もよく風邪をひかなくなりました。家に帰ってから2時間後に寝られるように、洗濯はタイマーを使って帰宅時には洗い終わっているようにする、お料理は30分以内で作る、テレビは見ない、といった工夫をしています。(35歳、建設・不動産、専門職)