上司や同僚が異動や退職する…そんなときは送別会を開き、お世話になった方を気持ちよく送り出したいものです。ところが喜ばれる送別会もあれば、うまくいかなかった送別会も。日経ウーマンオンライン読者に、職場で経験した送別会についてアンケートで聞いてみました。

【調査概要】
◎日経ウーマンオンライン上で読者を対象に実施
◎調査期間:2017年2月1日(水)~2月19日(日)
◎有効回答数:193名

 まず、喜ばれた送別会の体験談からご紹介します。失敗できない送別会だけに、幹事の責任は重大。送別会の成功例をぜひ参考にしてください。

心に残る、よかった送別会

 「出席してよかった」と思える送別会は、主賓を中心に話が弾み、送別する気持ちが込められた会を挙げる人が多いようです。主賓だけが話さなくても、その人のエピソードを面白く話せる人がいれば場が盛り上がります。主役のためにちょっとしたサプライズを用意するのも粋な計らい。「自分がしてもらったことを後輩にもする」というすてきな連鎖を経験した人も。

話が弾む楽しい送別会にしたいですね (C) PIXTA
話が弾む楽しい送別会にしたいですね (C) PIXTA

主役を囲んでしっかり話ができた会

主賓のエピソードを語ってもらえる会では、主賓が若いときの仕事ぶりなどのなかなか聞けない話を聞かせてもらえるので、とても楽しかったです。(27歳、製造、技術職)

雰囲気の良い、こぢんまりした居酒屋を貸し切って行った送別会。主賓が教育業界の方だったので、担当の生徒さんからもメッセージを集めてビデオレターを作ったり色紙を作ったりと、気持ちのこもったすてきな会だったと思います。(25歳、団体職員、中小企業支援)

主賓が写っている写真をみんなから集めてアルバムにし、当日回覧しました。思い出話で盛り上がりました。(36歳、商社・卸・流通・小売、人事)

サプライズで感動

過去に異動したり退職したりした人を含めたフルメンバーのメッセージを集めた送別ムービーを上映。プチサプライズで感動的でした。お店の壁一面に写真が貼ってあったので、どの席にいても楽しかったし、みんなが積極的に席を移動するようになったのもよかったです。(26歳、公務員、広報)

サプライズ送別会されました。メッセージカードやプレゼントをこっそり用意し、本人にはあたかも普通の食事会や飲み会として声をかけておくというもの。まさか自分を送る会だとは思わず、びっくりしましたが、とてもうれしかったです。(29歳、公務員、接客)

自分が異動になり、送別されたときの会。以前に私がカラオケで歌った曲を同僚が覚えていて、会場の生ピアノ演奏でその曲をリクエストしてくれました。カラオケで歌ったことなんて小さなことまで覚えていてくれる同僚のサービス精神をうれしく感じました。(年齢不明、商社・卸・流通・小売、営業事務)