「積極参加しない派」の理由 過去の送別会がトラウマになることも?

 職場の人間関係は割り切っているので参加しない、というハッキリとした意見もあれば、これまで出席した送別会の雰囲気が原因で、消極的な気持ちになっているという回答も。参加者がいかに気持ちよく送り出せるかも、送別会幹事の腕の見せどころなのかもしれません。

「あんまり行きたくないなあ…」 (C)PIXTA
「あんまり行きたくないなあ…」 (C)PIXTA

断捨離にはまって以来、他人とあまり関わりを持ちたくなくなったので参加したくありません。(27歳、医師・医療関係者)

積極的には参加しません。本当に気持ちを伝えたい方へは、手紙とプレゼントは欠かしません。(40歳、情報通信、総務・人事)

送別会はいつも空気が重く微妙な感じで、参加してもなんだか楽しくないので行きたくないです。(24歳、教職員・教育関係者)

以前は積極的に参加していましたが愚痴や悪口ばかりで、仕切りたがりの女性社員をもてなすような会になり、周囲も何も言えない雰囲気になって参加する意義が見いだせなくなりました。先約があるなど何かしらうまく理由をつけて逃げています。(34歳、飲食、経理)

古い慣習がある会社なので参加しないと評価が下がります。おじさまの機嫌を取らなきゃいけないので、本当は行きたくありません。送別会の席ではあまり飲まず、飲み会後に一人で飲みに行きます。私はこれで一人飲みを覚えました。(39歳、情報通信、一般事務)

本当は出席したくないですが、仕事上のマナーとして、喜んで参加しているように見える工夫をしています。笑って楽しそうに盛り上がっている姿は、完全に演技ですが完璧です。自分は本当は楽しいのか楽しくないのか、もはやよく分かりません。(39歳、情報通信、SE)

送別会は悲喜こもごも? みんなの感動&失敗エピソード

 昔を懐かしんで笑い合い、互いの健闘をたたえて涙する。仕事中は見せることのない一面を職場の仲間に見られるのは気恥ずかしくもありますが、これまでより一歩踏み込んだコミュニケーションができるきっかけになることもありますよね。でも、何があるか分からないのが酒席というもの。ここでは送別会の感動エピソードはもちろん、翌日に思わず頭を抱えたくなる送別会での失敗エピソードをご紹介します。

思わぬサプライズに感動!

手紙、花束、プレゼントなど、出席者からのサプライズに思わず涙… (C)PIXTA
手紙、花束、プレゼントなど、出席者からのサプライズに思わず涙… (C)PIXTA

どうしても用事があり出席できない方が、他の出席者にも誰にも知らせず会場のデコレーションをしてくださっていたこと。主賓はもちろん、出席者全員が到着してからのサプライズだったのでびっくりして感動しました。(26歳、製造、技術職)

すごくお世話になった上長の送別会の二次会で行ったカラオケで、一緒に進めた仕事で関わったアーティストの曲を二人で歌ったのはすごくよい思い出です。普段クールな人でしたがちょっぴり泣いていて、それを見て私は号泣してしまいました。(32歳、情報通信、マーケティング)

辞める先輩に宛てた後輩の手紙に感謝がつづられていたこと。指導中は何度も怒られたり、泣かされたり、仕事に来るのが嫌になったこともあったのに、最後に残るのは感謝なんだなと感動しました。(36歳、製造、総務)

感情が高まり過ぎて…失敗談

盛り上がり過ぎて失敗した、という読者も (C)PIXTA
盛り上がり過ぎて失敗した、という読者も (C)PIXTA

気持ちが盛り上がり過ぎて、退職する子より泣いて目立ってしまうという失態を演じました。あれは本当にまずかったと思っています。(29歳、商社、営業事務)

年を取ると涙もろくなるのか、一緒に仕事したメンバーでもない人の送別会でもなぜか泣いてしまいます。「なんで私が泣いとんねん!」と思うシーンが多過ぎる。(39歳、不動産、一般事務・営業事務)

送別される方が酔って気分がよくなった後、自分のおごりだと言ってカラオケに皆を連れて行ってくれましたが、途中で帰りたいと言う人に激怒。深夜0時を回っても全員帰るに帰れず、疲れました。(32歳、教育、学習支援)

数年前の送別会兼期末打ち上げ会、二次会がカラオケ付きの居酒屋でした。みんなでメドレーを1曲ずつマイク回して歌い、もし歌えなければ一気飲みという会をしていたのですが、そこで酔い過ぎてしまい、役員と上司に抱えられてタクシーで家の前まで送ってもらうはめに。今でも思い出すだけで恥ずかしいです。(37歳、サービス、営業)

送別する人のリクエストを聞いて店を選びましたがかなりの高級店で、上長にまで相談するはめに。リクエストする側、される側も常識のレベルで気を使わないとダメだと思いました。(31歳、サービス、宣伝)

お酒の席だとみんな噂話になりがちで、雰囲気に飲まれてつい悪口などを言い過ぎてしまいます。翌日、いつもこれで自己嫌悪に陥ってしまいます。(39歳、製造、一般事務・その他)

私の会社では送別会は自由参加なのですが、嫌われていた上司の送別会の出席者が、私を含めたった3人だったことがあります。なんとも気まずい送別会でした。(39歳、商社、総務)