番外編:最後の最後だからこそ生まれた? 驚きの送別会エピソード

嫌いな上司に盛大な送別会をセッティング

仕事ができなさ過ぎて、私に対するやっかみもひどい部長の降格人事の送別会。こぢんまりしたワインバルを貸し切りにして、これでもか! というくらい素晴らしい送別会にしてやりました。部長は最後は泣いて、「お前はできるやつだから頑張れ」みたいなことを言ってきたのですが、「そんなことは知っている、むしろ降格したお前が頑張れ!」という気持ちを込めて盛大に送り出してやりました。(34歳、保険、総務・企画)

送別される側なのに、幹事としての血が騒ぐ

自分の送別会を開催してもらった時、それまで5年間ずっと私が飲み会の準備をしていて、初めて後輩だけに任せたので、ハラハラしたり細かいところが気になってしまって、感動する余裕がありませんでした。(33歳、情報通信、営業)

みんな、ごめん……主役不在の送別会

自分の送別会エピソード。退職直前だっために有給消化中で、都合がいいと伝えた送別会の日程を間違え、主役のいない送別会にしてしまったことがあります。(30歳、サービス、秘書・一般事務・営業事務)

急いで予約したのは、なんと自分の送別会

異動の内示が出る前に、お店の予約が取れなくなるからと一番下っ端の私が店の予約をしたところ、なんと私が異動になりました。自分で自分の送別会を開くことに。(28歳、医療福祉関連、総務)

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 毎日職場で顔を合わせていたはずの人が、明日からはいなくなる。毎日通った職場に、明日からは行かなくなる。そんな切なさをかみしめつつも、新たな門出は笑顔で送りたい、送られたいものですよね。この惜別の季節、送別会で一人でも多くの働く女性が心温まる、そして笑顔のタネになるような楽しい時間を過ごせますように!

文/金澤英恵 写真/PIXTA