有休は「仕事に支障のない範囲で取得」が64.1%

 有給休暇については、新社会人女性はどんな意識を持っているのでしょうか。

 「やるべき仕事を優先し、仕事にあまり支障のない範囲で取得できればよい(a)」と「多少、仕事に支障があっても、権利として、しっかり取得したい(b)」のどちらが自分の考えと近いかを聞いたところ、「a」「どちらかと言えばa」と考える人が64.1%で、「b」「どちらかと言えばb」の36.0%を大きく上回っています。基本的には休みよりも仕事を優先しようという人が多数派でした。

有給休暇に対する考え方は、「やるべき仕事を優先し、仕事にあまり支障のない範囲で取得できればよい(a)」が「多少、仕事に支障があっても、権利として、しっかり取得したい(b)」を大きく上回りました
有給休暇に対する考え方は、「やるべき仕事を優先し、仕事にあまり支障のない範囲で取得できればよい(a)」が「多少、仕事に支障があっても、権利として、しっかり取得したい(b)」を大きく上回りました

許容できる残業時間は「月40時間以内」が約9割

 では、残業についてはどうでしょうか。「残業は月に何時間まで許容できますか」という質問には、「10~20時間」が36.6%でトップに。次いで「20~40時間」(31.7%)、「10時間未満」(20.4%)という結果で、40時間以内が約9割、20時間以内が半数を超えています。

 今、日本では、労働時間の短縮に向けてさまざまな取り組みが行われていますが、女性新社会人も「残業はできるだけ短くしたい」と考えていることが明らかになりました。

「残業は月に何時間まで許容できますか」――「40時間以上の残業なんて、もってのほか!」なんて声が聞こえてきそうです
「残業は月に何時間まで許容できますか」――「40時間以上の残業なんて、もってのほか!」なんて声が聞こえてきそうです