「iDeCo・ふるさと納税で節税」認知率は3割以下

生活の余裕を増やすためには「変動費の節約」

　生活の余裕や貯蓄を増やすために、女性たちは何をしているのでしょうか。実際行っていること、これから取り組みたいことを聞くと、どちらも「変動費を節約する（食費を減らす、娯楽を我慢するなど）」が最も多い結果となりました。

副業は、実施している人よりも実施したい人が逆転

　行っていることの2位は「家計簿をつける」、3位は「副業で収入を増やす」であったのに対して、これから取り組みたいことでは、その2項目が反対に。節約や家計簿は既に貯蓄手段としての浸透度が高く、これからは「副業で収入を増やす」「節税・税金対策をする」「資産運用する」「キャリアアップをはかる」といった積極的な行動をとることを考える人が多いようです。

老後生活や親の介護に関する資金に不安

　次に、「ライフイベントに必要なお金のシミュレーション（計算）をしたことがあるか」を聞いてみました。

　「シミュレーションしたことがある」人の割合は、「老後の生活資金」（28.6％）と「結婚資金」（26.5％）が高めの結果に。「親の介護資金」（17.9％）が最も低くなっています。一方、「シミュレーションしたことがなく、不安に感じている」人の割合が高いのは、「老後の生活資金」「親の介護資金」で共に6割弱に上りました。

いずれの項目でもシミュレーションしたことがない人が多数。親の介護や老後の生活資金を心配する傾向が強い