理想の結婚相手は「共働き&家事分担」

家事をこなしてくれる男性……好きです! (C) PIXTA
家事をこなしてくれる男性……好きです! (C) PIXTA

 「仕事」と「家事分担」について、次のような考えを持つ人は結婚相手として「アリ」か「ナシ」かを聞きました。

 妻には専業主婦として家庭を守ってほしいという考えを持つ結婚相手については、「ナシ」が51.8%で多数派に。妻にはアルバイト・パートをしながら家庭を支えてほしいという結婚相手は、「アリ」という回答が多数派で81.1%となりました。冒頭の調査で「外に出て働いていたい」が「家庭のことに注力していたい」を上回ったことにも通じます。

「妻には働いてほしい」「家事は分担する」という考えの男性は好まれますね
「妻には働いてほしい」「家事は分担する」という考えの男性は好まれますね

 お互いに家事分担をしながら、フルタイムで家計を支えたいという考えの結婚相手についても聞いてみました。「アリ」と回答したのは72.5%でした。自分が専業主夫として家庭を守り、妻が家計を支えるという考えの結婚相手については、「アリ」と回答したのは24.5%という結果でした。

 つまり、結婚相手としては「共働きを望み、家事をきっちり分担する人」の人気が高いようです。一方で、女性が稼ぎ、男性が専業主夫でもいいと考える人が4人に1人いることから、価値観の多様性がうかがえます。

 いかがでしたか。イマドキの働く女性は「ゆるく働く」ことを望み、結婚相手は「共働きで、家事をきっちり分担する人」がいいという意見が多数派でした。一方で、「出世するほど結婚相手が見つかりにくい」「現在の仕事では子育てと両立できない」という意識を持っているのは、悩ましいですね。どんな人でも働きやすく、出世も子育てもプラスに捉えられるような社会を目指しましょう。

文/佐々木恵美 イラスト/PIXTA